「すこぶる」の意味は?「すこぶる付き」など語源・使い方を解説

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今回は「すこぶる」という言葉の意味について解説します。

「すこぶる」とは、「非常に・たいへん・はなはだ」という意味の副詞で、程度が著しく高いことを表す言葉です。

「すこぶる調子がいい」のように、「とても」を少し格調高く言いたいときに使える言葉ですね。

平安時代から使われてきた古い日本語で、現代では少し格式を感じさせる表現として使われます。

この記事では「すこぶる」の意味・語源、使い方・例文、類義語・対義語まで深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ。

目次

すこぶるとは?意味は「非常に・はなはだ」

「すこぶる」の意味=非常に・たいへん・はなはだ(程度が著しいことを表す副詞)

すこぶるは、物事の程度が非常に高い、または際立っていることを強調する副詞です。

「すこぶる元気だ」「すこぶる好評だ」「すこぶる良い」のように使います。

意味は「とても・非常に」と同じですが、古風でやや格式のある言い回しとして知られ、書き言葉や少し改まった場面でよく用いられます。

漢字では「頗る」と書きますが、ひらがなで書かれることがほとんどです。

「とても」と言うより、少しだけ風格がある表現ですよね。

すこぶるの語源・由来

「すこぶる」の語源=上代語「いたく」「はなはだ」と同じ用法の古典副詞

「すこぶる」は漢字「頗」(かたむく・かたよる)に由来し、「一方に著しく傾くほど程度が高い」という意味から来ています。

「頗る(すこぶる)」の「頗」は、古くは「ひどく・はなはだしく」という意味で使われました。

平安時代の文献にも「すこぶる」の用例が見られ、「いたく(甚く)」「はなはだ(甚だ)」と並ぶ古典的な強意副詞の一つでした。

現代語では「とても・非常に」が主流になりましたが、「すこぶる」は書き言葉や文学的な表現として今も使われています。

平安時代から使われていた言葉が、今も生きているんですね。

すこぶるの使い方・例文

「すこぶる」を使った会話を見ていきましょう。

体調・評判・仕事など、程度の強さを表したい場面で使えます。

使用例① 体調・調子を表す

元気や体調が特に良い場面です。

最近ずっと調子いいんだよね。

それはすこぶる良かった!その調子でいこう。

使用例② 評判・出来栄えを表す

商品や作品が特に好評な場面です。

新しいメニュー、お客さんの反応はどうだった?

すこぶる好評でした。追加注文が続いています。

使用例③ 書き言葉での使い方

改まった文章やレポートで程度を強調する場面です。

このレポートの内容は、すこぶる充実していたと思います。

書き言葉にするとグッと引き締まった表現になりますね。

「すこぶる」の類義語や対義語

すこぶるの類義語と対義語についても見ていきましょう。

すこぶるの類義語

すこぶるの類義語としては下記のものがあります。

甚だ(はなはだ)

甚だは、程度が非常に高いことを表す副詞です。書き言葉でよく用いられます。

「甚だ遺憾」のように、少し硬い印象の場面で使われますね。

いたく

いたくは、「甚く(いたく)」と書く古典的な強意副詞で、「ひどく・非常に」という意味です。

「いたく感動した」のように、古めかしい表現として今も文学的に使われますね。

非常に

非常には、程度が普通でないほど高いことを表す、現代語で最もよく使われる強意副詞です。

「すこぶる」の現代語版が「非常に」というイメージですね。

すこぶるの対義語

すこぶるには、はっきりした対義語はありませんでした。

近い意味の対義語として、程度が低いことを表す言葉が挙げられます。

わずかに

わずかには、程度・量・差が少しだけである様子を表す副詞です。

「すこぶる」が高い程度なら、「わずかに」は低い程度を表す反対の感覚ですね。

すこぶるの豆知識・ちょっといい話

すこぶるをもっと楽しめる、ちょっとした小話を紹介します。

「すこぶる付き」という特別な表現

「すこぶる付き(すこぶるつき)」という表現は、「特別にすぐれた」「格別に上等な」という意味を持つ慣用的な言い回しです。

「すこぶる付きの美人」「すこぶる付きの腕前」のように使い、「並の”すこぶる”を超えた格別さ」を表します。副詞の「すこぶる」に「付き(=それがついているほど)」を加えることで、最上級のニュアンスが生まれた独特の用法です。

「すこぶる」にさらに強調が加わるなんて、面白い表現ですね。

「とても」もかつては否定専用の言葉だった

現在「すこぶる」の現代語版といえる「とても」は、もともと「どうにも・とうてい」という意味で、否定表現と一緒にしか使えませんでした。

「とても無理だ」「とても及ばない」のように否定文専用の語でしたが、明治以降に「非常に」を意味する肯定的な用法が広まりました。「すこぶる」が古風な言葉として残る一方、「とても」は時代の変化とともに意味を広げた好例です。

「とても」が昔は否定専用だったとは、驚きの言葉の変化ですね。

明日から使えるプチ知識:「すこぶる」は「とても」「非常に」の古風なバリエーションです。改まった報告・スピーチ・書き言葉で「とても良い結果でした」を「すこぶる良い結果でした」と言い換えると、グッと引き締まった印象になります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。「すこぶる」を会話や文章で使うと、ちょっとした格調と遊び心が生まれます。

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