「いごっそう」って何者?日本三大頑固と土佐弁の意味・語源を解説

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今回は「いごっそう」という高知の方言について解説します。

「いごっそう」とは、頑固で自分の筋を曲げないが義理と人情に厚い気骨のある人物を指す土佐弁です。

あいつはいごっそうやきん、一度言い出したら引かんよ。

主に高知県(土佐)の男性の気質を表す言葉として使われてきました。

この記事では「いごっそう」の意味・どこの方言か・由来・使い方・類義語まで深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ。

目次

いごっそうとは?意味は「頑固者・気骨のある人」

「いごっそう」の意味=頑固で筋を曲げない気骨のある人物(高知男性の県民気質)

「いごっそう」は単なる頑固者という意味にとどまらず、義理・人情・豪快さも備えた快男児のニュアンスを持つ言葉です。

「あの人はいごっそうじゃ」というと、一本筋が通っていて周囲から一目置かれる存在というイメージが伴います。

ネガティブな「困った頑固者」というよりも、高知の豪快で骨太な男性像を称える言葉として使われることが多い点が特徴です。

ただの頑固者じゃなくて、かっこいいニュアンスもあるんだね。

いごっそうはどこの方言?

いごっそう=高知県(旧・土佐藩)を中心とした土佐弁

「いごっそう」は高知県(土佐)で使われてきた土佐弁で、特に高知の男性気質を表す言葉として全国的にも知られています。

高知県外ではあまり使われない言葉ですが、「肥後もっこす・津軽じょっぱり・土佐いごっそう」という形で日本三大頑固の一つとして語られることが多く、その名はよく知られています。

県内では「いごっそう」は褒め言葉の意味合いが強く、自らを「いごっそうじゃき」と名乗ることもあります。

「いごっそう」って高知の言葉なんだ。日本三大頑固って面白いね。

高知の人にとっては誇りでもある言葉やきんね。

いごっそうの由来・語源

語源①:「意固地(いこじ)」+「そう(漢)」説

「いごっそう」の有力な語源は、「意固地(いこじ)」という言葉と、「漢(おとこ)」を意味する古語「そう」が組み合わさったという説です。

「意固地な漢」=「いこじそう」→「いごっそう」という変化をたどったと考えられています。

「意固地」は自分の考えを変えない頑固さを意味し、そこに男性を指す「そう」が加わることで「頑固で骨のある男」という意味が生まれました。

「意固地な漢」がくっついてできた言葉か。語源がそのまま意味を表してるね。

語源②:「異骨相(いこっそう)」説

もう一つの説として、「骨格が並外れている」を意味する「異骨相(いこっそう)」から来たという見方もあります。

「骨が違う人物」=普通とは一線を画した気骨ある人、という意味が転じて「いごっそう」になったとする説です。

どちらの語源が正しいかは諸説あり、はっきりとした結論は出ていませんが、「頑固で骨のある人物」というイメージはどちらの説とも合致します。

どっちの説もいごっそうらしい強さが出てていい由来だよね。

土佐の武士文化との関係

「いごっそう」の気質は、江戸時代に山内一豊が治めた土佐藩の下級武士層に根付いた文化とも深く関係しています。

藩の支配の中で独立心と反骨精神を持ち続けた土佐の下士(かし)たちの気質が、「いごっそう」という言葉に凝縮されたと考えられています。坂本龍馬をはじめとする幕末の高知出身の志士たちも、こうした気質の流れを受け継いでいると語られることがあります。

坂本龍馬も「いごっそう」の系譜かと思うと、なんかロマンがある。

いごっそうの使い方・例文

「いごっそう」を使った会話を見ていきましょう。

人物を評するときに使うことが多い言葉です。

使用例① 頑固さを評する

誰かの頑固で筋の通った性格を話すときの使い方です。

あの店主さん、交渉しても全然値引きしてくれんかったよ。

典型的ないごっそうやね。でも筋は通っちゅうき、嫌いじゃないよ。

使用例② 自分を誇って使う

自らの気質を誇るように使うこともあります。

なんでそんな頑固なの?

わしゃいごっそうやきん、曲げれんのよ。

使用例③ 他人を称えて使う

骨のある人物を讃えるときにも使えます。

あの社長、みんなが反対しても自分の信念で押し通したね。

さすがいごっそうやね。ああいう人に付いていきたくなる。

いごっそうの類義語・対義語

「いごっそう」の類義語と対義語についても見ていきましょう。

いごっそうの類義語

「いごっそう」の類義語としては下記のものがあります。

もっこす(熊本弁)

「もっこす」は熊本の方言で「頑固者・一本気な人」を意味します。「肥後もっこす」として日本三大頑固の一つに数えられ、「いごっそう」と並ぶ九州・四国の気質を表す言葉です。

もっこすもいごっそうも、どちらも骨のある人ってイメージだよね。

じょっぱり(津軽弁)

「じょっぱり」は青森・津軽の方言で「意地を張る人・頑固者」を意味します。「津軽じょっぱり」として日本三大頑固の一つを担い、「いごっそう」と合わせて日本三大頑固を構成します。

三大頑固の三つが全部方言になってるのが面白いよね。

いごっそうの対義語

「いごっそう」の対義語としては下記のものがあります。

はちきん(高知弁)

「はちきん」は高知弁で活発でさばさばした高知の女性気質を表す言葉です。「いごっそう」が男性の頑固さを表すのに対して、「はちきん」は女性の快活さを表す言葉として対比されることがあります。

いごっそうとはちきんがセットで高知の男女気質を表してるのか。

いごっそうの豆知識・ちょっといい話

「いごっそう」をもっと楽しめる、ちょっとした小話を紹介します。

日本三大頑固を全部覚えよう

「肥後もっこす・津軽じょっぱり・土佐いごっそう」の3つを合わせて日本三大頑固と呼びます。

熊本・青森・高知という離れた3地域で、それぞれ独立して「頑固な気質を表す方言」が生まれた点が興味深いところです。3つとも単なる悪口ではなく、骨のある人物への敬意を含んだ言葉として地元に根付いています。

3つ全部セットで覚えておくと、話のネタになりそうだよね。

お酒の名前にもなっている

高知には「いごっそう」という名の地酒があり、土佐の酒文化と気質を象徴するブランドとして親しまれています。

高知はもともとお酒の消費量が全国トップクラスで知られる県です。豪快に飲む「いごっそう」的な気質と清酒文化が結びついて、銘柄名に採用されたとも言われています。方言がお酒の名前になるのは、それだけ地域に根付いている証といえます。

高知のお酒に「いごっそう」という名前があるなんて知らなかった。

明日から使えるプチ知識:「いごっそう」は高知では褒め言葉のニュアンスが強い言葉です。「日本三大頑固は肥後もっこす・津軽じょっぱり・土佐いごっそう」と覚えておくと、地理の話題や旅行の会話でさりげなく使えます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。「いごっそう」の意味と地域を知ったうえで、高知の気質や文化への理解を深めていただければ幸いです。

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