今回は「今まで」の言い換え表現を紹介します!
「今まで」は過去から現在にいたるまでを表す言葉です。
この言葉は、どちらかというとカジュアルな言葉に分類され、かしこまった場面ではあまり使用しません。
この記事では「今まで」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
今までとは?意味は「現在まで」
「今まで」の意味=現在にいたるまで
「今まで」は言い換え語が多い表現ですので、ビジネスシーンや目上の方には適切な言葉に変換して使いましょう。

今までお世話になりました。
今までの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは今までのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①兼ねてより


兼ねてより=以前からという意味
そのほかに「あらかじめ」「前もって」といった意味もあります。
「かねて」に「から」を付け加える「かねてから」は、重複表現となってしまうので注意が必要です。
例文



兼ねてよりお世話になった皆様方には心より御礼申し上げます。
②従来的には


従来的には=以前から今までという意味
目上の人とコミュニケーションを図る際にも使用できる表現です。
例文



従来的にはこの製作工程で問題が起きたことはございません。
③今日に至るまで


今日に至るまで=過去から現在という意味
「至る」という言葉が「終点」や「範囲」を表しています。
ビジネスシーンでコミュニケーションを図る際に使用すると良いでしょう。
例文



今日に至るまで、お世話になりました。
④過去には


過去には=現在より前の時間的表現
過去に起きた同じような事例に対して、それを言及する表現として使われることもあります。
例文



過去には大変お世話になりました。
⑤平素より


平素より=過去から現在までの経過を表す
「常日頃から」というニュアンスが含まれています。
普段お世話になっている方や、目上の方への挨拶にも使える表現です。
例文



平素より大変お世話になっております。
⑥昨今


昨今=少し前から現在までという意味
期間は具体的には決まっていません。
今に近い状態から現在のことを表している言葉です。
フォーマルな言葉で、あまり使われない表現かもしれませんが、知っておくと便利です。
例文



昨今のA社の経営状況は決していいとは言えません。
今までの”カジュアル”な言い換え・類語!
今までのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑦これまで


これまで=過去から現在に至るまでの経過を振り返る際に用いる表現
様々なシーンで応用がきく言葉なので、状況に応じて使い分けると良いでしょう。
例文



これまで大変お世話になりました。
⑧以前


以前=現在よりもかなり前のことを表す。
ある状態よりも前の段階という意味もあります。
様々なシーンや相手に使うことができる便利な言葉です。
例文



以前、〇〇について教えてくれた情報が役に立った。
⑨前に


前に=対象となる物事が過去にあった出来事を表す表現
様々なシーンで使用でき、とても便利な言葉です。
例文



前に世話になったね!
⑩過去には


過去には=現在より前の時という意味
今から見て、はるかに過ぎ去った時間を表す表現です。
例文



過去には大変お世話になりました。
⑪今の今まで


今の今まで=今、現在という意味
「今まで」を強めた言い方です。
「今この時まで」といった意味もあります。
例文



今の今まで知らなかったよ。
⑫これまでの間


これまでの間=現在よりも前の期間を表す表現
ビジネスシーンでもカジュアルなシーンでも使用できる表現です。
例文



これまでの間、知らなかったよ。
⑬ずっと


ずっと=昔から今現在まで続いている様子を表す表現
「同じ状況が長く続いている」といった意味もあります。
カジュアルな言葉なので、ビジネスシーンには適していません。
例文



ずっと知らなかったよ。
⑭前々から


前々から=ずっと前から
「前々から」は「現在よりもだいぶ前」のことを表します。
似たような言葉で「以前」からという言葉もありますが、こちらは「現在よりも前の時点」というわずかですがニュアンスが違うので注意しましょう。
例文



前々から世話をしてくれてありがとう。
⑮かつては


かつては=以前、前にという意味
ビジネスシーンや日常でも使える表現です。
上記の意味のほかにも「過去にはない」といった意味もあります。
例文



かつては世話になったな。
今までの豆知識・ちょっといい話
「今まで」を、もっと面白く知れる小話を紹介します。
「今の今まで」という不思議な二重表現
「今の今まで知らなかった」のように「今」を重ねるのは、日本語独特の強調表現です。
「今まで」だけでは現在までの期間を示しますが、頭にさらに「今の」を加えることで「ほんのちょっと前まで」というニュアンスが生まれます。何かが判明したまさにその瞬間を強調したいときに使われる、感情豊かな言い回しです。



「今の今まで全く気づかなかった」って言うと、びっくりした感じがより伝わりますよね!
「今まで」「これまで」「従来」のフォーマル度の差
「今まで」はカジュアル、「これまで」はビジネス標準、「従来」は対比的・専門的と、フォーマル度に明確な差があります。
ビジネス文書では「これまでの実績を分析した結果」、企画書では「従来の方式と比較して」のように使い分けます。「今まで」のままレポートや報告書に書くと、やや砕けた印象を与えてしまうことがあるため、場面に応じた使い分けが大切です。



メールでは「これまで」、企画書で過去と比べるなら「従来」が自然です。意識して使い分けると文章が締まりますよ。
「まで」は奈良時代から使われていた到達点の助詞
「まで」は、奈良時代の万葉集にも登場する古い助詞で、もともと「限界点・到達点」を示す言葉でした。
「今まで」の「まで」はそのまま現代語に受け継がれ、時間・場所・程度の終点を示します。1300年以上前から変わらず使われている言葉が、今もビジネスメールの中に生きていると思うと、日本語の奥深さが感じられます。



万葉集の時代から使われている「まで」が、今もそのまま現役とは驚きですね。
場面に合う言い換えが見つかれば幸いです。