今回は「いなたい」という方言について解説します!
「いなたい」とは、田舎くさい、泥臭い、垢抜けない、ダサいという意味の俗語または関西の方言です。
「彼はいつもいなたい服を着てるね」みたいに使うよ!
いなたいという言葉の語源は「田舎」+「い」を付けた後、音が変化して「いなたい」になった説が有力です。
この記事では「いなたい」という言葉の詳しい意味や由来、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
いなたいとは?意味は「田舎くさい、泥臭い、垢抜けない、素朴な、ダサい、かっこいい、味わいがある」
「いなたい」の意味=田舎くさい、泥臭い、垢抜けない、素朴な、ダサい
関西の音楽業界では「田舎くさいところが格好良い」「うまくないが、味わいがある」の意味になる。
いなたいとは田舎くさい、泥臭い、垢抜けない、素朴な、ダサいという意味を持つ関西の方言です。関東ではほとんど聞いたことがありません。自分が言われたらがっかりするような言葉が並んでいますね。
しかし、関西の音楽業界では「田舎くさいけれど、どこか格好良い」や「上手ではないが、味わいがある」などの意味があり、誉め言葉として使われています。
一般と音楽業界では言葉のとらえ方が変わるため「いなたい」を使う時は注意が必要です。
「いなたい」は関西の音楽業界では、言われたら嬉しい言葉なんだね!
いなたいの由来や語源は「田舎+い」が変化した説が有力
「いなたい」の由来、語源=①「田舎」+「い」が変化したもの
②「田舎」+「野暮ったい」の合成語
「いなたい」の語源は2つあります。1つは「田舎」+「い」の音が変化したもの、もう1つは「田舎」+「野暮ったい」の合成語です。
「いなたい」はもともと悪い意味ではなかったため、1つ目の「田舎」+「い」が変化した説が有力です。
「いなたい」は関西の音楽業界で使われていました。いつ頃から使われるようになったかは不明ですが「田舎っぽいが格好良い」「垢ぬけないが味わいがあって良い」という誉め言葉として使用されていました。
音楽業界の「いなたい」は「ファンキーでブルージーでグルーヴィーで泥臭くてかっこいい」という意味です。くせのあるカッコよさを感じますね!
その後は音楽関係以外でも使われるようになりましたが、マイナスイメージの時に言われるようになりました。
最近では「ダサい」などの悪い意味で使われるようになっています。今後も意味が変わる可能性があるので、使用する時は注意が必要ですね。
「田舎くさい、あか抜けない」というのは音楽の世界では良い意味になる場合もあるんだね!
いなたいの使い方・例文
「いなたい」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
素朴で良いお店ですね。ほっとします!
いなたいお店で落ち着くでしょう?
使用例②
君が勧める曲は素朴な感じでいいね!
いなたい曲が好きだから、お気に入りなんだ!
使用例③
そんなダサい格好で一緒に歩くの恥ずかしい…
いなたいファッションが分かってもらえなくて残念だな。
いなたいの類義語や言い換え、対義語
いなたいの類義語と対義語についても見ていきましょう!
いなたいの類義語や言い換え
いなたいの類義語や言い換えとしては下記のものがあります。
田舎臭い
あの人いつも田舎臭い服装をしているよね。
野暮ったい
ヘアスタイルが野暮ったいから、私がかっこよく直してあげるよ!
垢抜けない
垢抜けない子だと思ってたけど、メイクを変えたらきれいになった!
いなたいの対義語
いなたいの対義語としては下記のものがあります。
都会的
あの人は都会的な雰囲気があるね!
洗練された
彼は洗練された文章を書くと思うよ。
おしゃれな
おしゃれな制服の高校に行きたいな。