今回は「改善」の言い換え表現を紹介します！
「改善」は「悪いところを改めてよくする」というときに使う言葉です。
この言葉は、ややフォーマルよりなニュートラルな言葉といった位置づけです。
この記事では「改善」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ！
改善とは？意味は「より好ましい状態に改める」
「改善」の意味＝物事をより好ましい状態に改めること
「改善」は、ビジネスシーンでよく耳にしますが、日常会話で使っても不自然ではありません。
今後の改善の参考にします。
改善の”フォーマルな”言い換え・類語！ビジネスやレポートで使える言葉を紹介！
まずは改善のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①改良
改良＝「不備な点・悪い点を改めて、旧来のものよりよくすること。」の意味
- 「品種改良」のような四字熟語としても使います。
- 改善は元の状態が良い場合からでも使うことがありますが、改良は元の状態が悪い状態から使うようなイメージですので、注意が必要です。また、改善・改良ともにサービス等の無形のものを対象としても使うことができます。
- 主にビジネスシーンで使われることが多い言葉です。日常会話で使うシーンはあまりない言葉です。
例文
今後の改良の参考にします。
②改正
改正＝「不適切なところ、不備点を改めること」の意味
- 改善よりも使える対象範囲が狭い言葉です。改正は、憲法や条例、制度などを対象として使われます。
- ビジネスシーンやフォーマルな場面で使われることがほとんどです。政治の場面でもよく使われますので、ニュースで耳にすることも多い言葉なのではないでしょうか。日常会話で使用するシーンはあまり見かけない言葉といえます。
例文
今後の改正の参考にします。
③持ち直し
持ち直し＝「悪くなった状態が再びよい方向へと向かう。」の意味
- 改善とほぼ同じ意味合いで使うことができます。どちらも生活や環境などに対しても使うことができます。
- ビジネスシーン・日常会話どちらで使っても不自然ではありませんが、丁寧な言葉なためややフォーマルよりな位置づけです。
例文
今後、持ち直すことができるよう、参考にします。
④発展
発展＝「物事がより進んだ状態へ進んでいくこと。」の意味
- 「物事の勢いが盛んになること」の意味から、進化・向上していくことを表す言葉です。
- 改善は、元々不備がある状況に対してよく使われますが、発展は元々が良い状態からも使うことができます。
- テレビや日常会話でもよく耳にする言葉ですが、ビジネスシーンでも問題なく使うことができますので、ややフォーマルよりな位置づけです。
例文
今後の発展の参考にします。
⑤良化
良化＝「状態・質などがよくなること。」の意味
- 国同士の関係性や環境等、無形のものを対象として使われることが一般的です。
- 改善は元々不備がある状況に対して使われる言葉ですが、良化は元々が良い状態に対して使うイメージです。さらにいい状態に持っていくような意味合いで使われます。
- めったに耳にすることのないフレーズです。日常会話で使う場面はほとんどないと思われる言葉です。
例文
今後、良化する際の参考にします。
⑥軌道修正
軌道修正＝「ものごとの進むべき道のずれを正すこと。」の意味
- 改善は単純に、悪い状態を良くするという意味ですが、軌道修正は途中で状況が悪くなりかけているものを立て直すイメージで使われます。改善とほぼ同じ場面で使うことができる言葉と考えて問題ないでしょう。
- フォーマルな場面でも十分使える言葉ですが、日常会話でも自然に使うことができる言葉です。ビジネスシーンでもでもさらっと使える気の利いた表現です。
例文
今後の軌道修正の参考にします。
改善の”カジュアル”な言い換え・類語！
改善のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑦レベルアップさせる
レベルアップさせる＝「水準を上げること。」の意味
- ゲーム内のキャラクターのレベルを上げるという意味のゲーム用語に由来します。
- 改善が元々不備がある状況に対して使われるのに対し、レベルアップは元々が悪い状況・良い状況どちらにも使うことができます。対象は、学力・能力・もの、と広く使うことのできる便利な言葉です。
- 比較的カジュアルなシーンに向いています。社内会議程度であれば、ビジネスシーンでも問題なく使えます。意味も通りやすい言葉です。
例文
今後のレベルアップの参考にします。
⑧磨きをかける
磨きをかける＝「より優れたものになるようにすること。」の意味
- 物を磨いていって、より美しくすることから転じた言葉です。
- 改善と違い、元々が良い状況を対象として使います。さらに良い状況にするイメージです。能力や容姿に対して使うのに向いている言葉です。
- フォーマルな場でも、日常会話でも使える言葉です。
例文
この情報を参考に、さらに磨きをかけます。
⑨ましにする
ましにする＝「今ある状況を良くすること。」の意味
- ましは、どちらかと言えば。他より優れているさまを表します。「ないよりましだ。」のような言い回しでよく使われます。
- 改善はポジティブな印象を受けますが、マシにするは許せる程度までで我慢するようなイメージを受けます。
- ネガティブな印象になるので、ビジネスシーンやフォーマルな場には不向きといえます。カジュアルな場面で使うようにしましょう。カジュアルな場面でも使う際でも、使う際は注意が必要な言葉です。
例文
ましにするために、参考にします。
⑩いい方向に導く
いい方向に導く＝「今ある状況をさらによい状態にすること。」の意味
- いい方向に導くは相手が思う方向に導いていってあげるような意味合いで使われます。
- フォーマルな場面でも、日常会話で使うことができる言葉です。少々曖昧な印象も受けますが、その分、圧も強く感じず、柔らかな印象です。
例文
この情報を参考に、いい方向に導けるようにします。
⑪パワーアップさせる
パワーアップさせる＝「力を増すこと。より力をつけること。」の意味
- 「Power」+「up」の和製英語です。
- 改善が元々が不備がある状況に対して使われるのに対し、パワーアップさせるは元々が良い状況を対象として使うことができる言葉です。人に対して使われることが多い言葉ですが、物や能力にも使うこともできる多様性のある言葉です。
- 比較的カジュアルな場面向きの言葉と言えます。
例文
この情報を参考に、今後パワーアップさせます。
⑫グレードアップさせる
グレードアップさせる＝「ものの状態をより優れた状態に変えること。」の意味
- 英語の「grade up」の意味より、等級や品質を上げることを表現できます。
- 改善が元々不備がある状況を対象とするのに対し、グレードアップは「元々良い状態からの格上げ」といったイメージです。
- ビジネスシーンで使っても問題なく使える表現です。もちろん、日常会話でも使いやすい言葉です。
例文
この情報を参考に、グレードアップさせます。
⑬ステップアップさせる
ステップアップさせる＝「自分の能力や責任を向上させる。」の意味
- 英語で「step up」と書きます。
- 改善が元々不備がある状況に対して使われるのと異なり、ステップアップさせるは元々良い状況をさらによくするイメージでイメージで使われます。
- フォーマルな場面で使うと浮いてしまうかもしれません。カジュアルな場面で使うことが多い言葉でしょう。ポジティブな印象を受けます。
例文
この情報を参考に、今後ステップアップさせます。
⑭ブラッシュアップさせる
ブラッシュアップさせる＝「向上させる」の意味
- 英語の「brush up」由来の言葉です。能力を磨き直す、より良くさせるという意味で使われます。
- 改善が元々不備がある状況に対して使われるのに対し、ブラッシュアップさせるは今の状態より質を上げたいという意味を表したいときに総合的に使うことができる言葉です。不要なものを取り除く、より良くしていくイメージのある言葉のため、基本的には改善と同じような意味で使うことができます。
- ビジネスシーンで使われる言葉です。日常会話でも使えるシーンがあると思いますが、認知度の高い言葉ではないため、説明を求められる可能性もあります。
例文
この情報を参考に、今後ブラッシュアップさせます。
⑮ランクアップさせる
ランクアップさせる＝「順位・等級等が上がること。」の意味
- 英語「rank」とは、「順位づけること、また順位」という意味です。
- 改善が元々不備がある状態に対して使うのに対し、ランクアップさせるは元々の状態がどんな場合でも使えます。しかし、元々良い状態よりさらにいい状態にさせるようなイメージで使われることが多い印象です。
- ややカジュアルな印象を受ける言葉ですが、ビジネスシーンで使っても失礼にはあたりません。
例文
この情報を参考に、ランクアップさせます。
