今回は英語の「mean」という単語の意味について解説します。
「mean」には「〜を意味する(動詞)」「意地悪な・ひどい(形容詞)」「平均(名詞)」という3つの主な使い方があります。

「mean」って「意地悪」だけじゃなくて「意味する」でもあるの?
日本人が最初に覚えるのは「意地悪な」という形容詞ですが、動詞「〜を意味する」の方が日常会話ではるかに多く使われます。
この記事では「mean」の3つの用法と語源、よく使う表現、類義語・対義語まで深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ。
meanとは?3つの意味と品詞
「mean」の意味=①〜を意味する(動詞)②意地悪な・ひどい(形容詞)③平均・中間(名詞)
「mean」は品詞によってまったく異なる意味を持つ多義語です。
動詞としては「〜を意味する」「〜するつもりだ」、形容詞としては「意地悪な・ひどい・しみったれた」、名詞・形容詞として「平均・中間・中庸」という意味になります。
「What do you mean?(どういう意味ですか?)」は日常で最も使われる表現のひとつです。



「mean」は文脈によって全然違う意味になるので、品詞を確認するのが大切ですね。
meanの語源・成り立ち
「mean」の語源=古英語「mænan(意図する・告げる)」から「意味する」の意味に発展
動詞「mean」のルーツは古英語「mænan」で、「意図する・告げる」という意味でした。
「伝えたいことがある→意図している→意味している」という流れで現在の「〜を意味する」という用法が生まれました。
一方、形容詞「mean(意地悪な)」は古英語「gemæne(共通の・卑しい)」から来ており、動詞の「mean」とは語源が異なります。



同じスペルでも動詞と形容詞で語源が違うとは、英語の奥深さを感じますね。
meanの使い方・例文
「mean」の3つの用法を例文で確認しましょう。
それぞれ文中での品詞が異なるので、前後の文脈でどちらか見極めるのがポイントです。
使用例① 動詞「〜を意味する・〜するつもりだ」
最も頻繁に使う用法です。疑問文では「どういう意味ですか?」の確認フレーズとして定番です。



What does “serendipity” mean?(「セレンディピティ」ってどういう意味?)



It means a happy accident.(偶然の幸運という意味だよ。)
使用例② 形容詞「意地悪な・ひどい」
人の性格や言動が「冷たい・意地悪・思いやりがない」という場面で使います。



Don’t be so mean to her.(彼女にそんな意地悪をしないで。)



映画「Mean Girls(ミーン・ガールズ)」のタイトルもこの用法ですね。
使用例③ 名詞・形容詞「平均・中間」
統計や数学で「平均値」を表すほか、「中庸・バランスの取れた状態」を指す表現としても使われます。



The mean temperature this month is 28 degrees.(今月の平均気温は28度です。)



「golden mean(黄金の中庸)」はアリストテレスの哲学でも有名な表現ですね。
「mean」の類義語や対義語
「mean」に関連する重要な表現を整理します。
meanの類義語
signify(サグニファイ)
「意味する・示す」という意味で「mean」に近い動詞。記号や行為が何かを「示す」という場面でよく使われます。



「What does this sign signify?(この標識は何を意味するの?)」のように使えます。
imply(インプライ)
「暗示する・ほのめかす」という意味。直接言わずに何かを示唆する場合に「mean」より適切です。



「Are you implying I’m wrong?(私が間違っていると言いたいの?)」のように使います。
nasty/unkind(ナスティ/アンカインド)
形容詞「mean(意地悪)」の類義語。「nasty」は「意地が悪い・不快な」、「unkind」は「思いやりがない・不親切」というニュアンスです。



「mean」は特に子どもや友人関係の文脈でよく使います。
meanの対義語
kind/generous(カインド/ジェネラス)
形容詞「mean(意地悪・けちな)」の対義語。「kind」は「親切な」、「generous」は「気前のいい・寛大な」という意味です。



「She’s so kind, not mean at all.(彼女はとても親切で、全然意地悪じゃない。)」のように対比できます。
meanの豆知識・ちょっといい話
最後に「mean」にまつわる面白い雑学を紹介します。
映画「Mean Girls」が変えた「mean」のイメージ
2004年公開のアメリカ映画「Mean Girls(ミーン・ガールズ)」は、「mean」という言葉の知名度を世界中で一気に高めました。
高校のスクールカーストを描いたこのコメディは大ヒットし、2024年にはミュージカル映画版もリリースされています。「You can’t sit with us.(あなたは私たちとは座れない。)」というセリフは英語圏でも定番の引用になりました。



映画のおかげで「mean=意地悪」というイメージが世界に広まりましたね。
「I mean」は英語のつなぎ言葉として最強
ネイティブの英会話で超頻出なフレーズが「I mean」で、「つまり・というか・要するに」という意味の言い直し表現です。
「I mean, it’s not that bad.(つまり、そんなに悪くはないんだよ。)」のように、前に言ったことを補足・修正するときに自然に使えます。会話のテンポを維持しながら内容を整理できる、ネイティブが無意識に多用する表現のひとつです。



「I mean」を会話に取り入れると、一気にネイティブっぽいリズムになりますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。「mean」は動詞・形容詞・名詞と幅広く使われる単語です。「どういう意味?」と思ったときはまず品詞を確認する習慣をつけると、英語力がぐっと上がります。