今回は「未練」という言葉の意味について解説します!
「未練」とは、あきらめきれずに、心が残ってしまうことです。

もう終わったことなのに、まだ未練が残っているの。
読み方は「みれん」で、過ぎたことや別れた相手に、心を残してしまう様子を表すときに使われます。
この記事では「未練」の詳しい意味や語源、使い方、類義語・対義語まで深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
未練とは?意味は「あきらめきれず心が残ること」
「未練」の意味=思い切れずに、心が残ってしまうこと
未練は、過ぎたことや手放したものに対して、あきらめきれずに心が残る様子を表す言葉です。
「未練が残る」「未練を断ち切る」のように、思い切れない気持ちを表すときに使われます。
恋愛だけでなく、辞めた仕事や手放した夢など、はば広い対象に対して使える言葉です。
読み方は「みれん」で、「未練がましい」のように形を変えても使われます。



「思い切れずに、心が残ること」を表す言葉なんだね。
未練の語源・由来は仏教の言葉にある
「未練」の語源=仏教の「未だ練れず(まだ修行が足りない)」
未練は、もともと仏教で「未だ練れず」、つまり修行がまだ熟していないことを表す言葉でした。
修行が足りない人は、意志が弱く、思いを断ち切れないと考えられていました。
そこから、「あきらめきれずに心を残すこと」という今の意味へと移っていきました。
「未だ熟していない」という出発点を知ると、言葉の成り立ちがすっと腑に落ちます。



もとは「修行が未熟」という意味だったんだなぁ。
未練の使い方・例文
「未練」を使った会話を見ていきましょう。
別れや区切りの場面で、心が残る様子を表すときに使えます。
使用例① 別れに心が残る
思い切れない気持ちを伝えるときの使い方です。



もうすっかり、ふっ切れた?



正直、まだ少し未練が残っているんだ。
使用例② 区切りをつける
心残りを断ち切ろうとするときに使います。



最後まで挑戦できて、どうだった?



やり切ったから、未練なく次へ進めるよ!
使用例③ 手放したものを思う
過去の選択に心を残す様子にも使われます。



あのとき、別の道もあったよね。



今さら言っても仕方ないけど、少し未練はあるよ。
「未練」の類義語や対義語
未練の類義語と対義語についても見ていきましょう。
未練の類義語
未練の類義語としては下記のものがあります。
心残り(こころのこり)
心残りは「気にかかって、思いが残ること」という意味で、未練ととても近い言葉です。



あいさつできなかったのが、心残りだったな。
執着(しゅうちゃく)
執着は「あるものに強くとらわれて、離れられない」様子を表す言葉です。



勝ち負けに執着しすぎて、楽しめなくなっていた。
名残惜しい(なごりおしい)
名残惜しいは「別れがつらく、心が引かれる」ことを表します。



楽しい時間だったから、名残惜しいよ。
未練の対義語
未練の対義語としては下記のものがあります。
諦め(あきらめ)
諦めは「もう望みがないと見切って、思いを断つこと」を表す言葉です。



きっぱり諦めがついて、気持ちが軽くなったよ。
潔い(いさぎよい)
潔いは「思い切りがよく、未練を残さない」様子を表します。



負けを潔く認めて、次に切りかえよう。
未練の豆知識・ちょっといい話
未練をもっと深く知れる、ちょっとした小話を紹介します。
「練」は絹を鍛え上げる字
未練の「練」は、もともと生糸を煮て、しなやかに仕上げることを表す字です。
糸へんがつくのはそのためで、そこから「鍛える・上達する」という意味が生まれました。「熟練」「洗練」「練習」なども同じ「練」の仲間で、どれも繰り返し鍛え上げるイメージを持っています。「未だ練れず」とは、その鍛えがまだ足りない状態を指していたのですね。



「熟練」の練と同じ字だったんだ!
「未練がましい」という言い回し
「未練がましい」は、思い切れない気持ちが態度に出てしまう様子を表す言葉です。
「〜がましい」は、いかにもそれらしく見えることを表す言い方で、「押しつけがましい」などにも使われます。未練そのものは自然な心の動きですが、「未練がましい」と言うと、少しきまり悪いニュアンスが加わります。同じ気持ちでも、言い方ひとつで印象が変わるのが言葉の面白いところです。



言い回しひとつで、ずいぶん印象が変わるんだなぁ。
「未練」と「後悔」の違い
よく似た言葉に「後悔」があり、心の向きで使い分けると気持ちを正しく伝えられます。
後悔は、自分のしたことやしなかったことを「悔やむ」気持ちで、目が過去の行いに向いています。いっぽう未練は、対象に「心を残す」気持ちで、まだその先を望んでいる点が違います。悔やむのが後悔、思いを断てないのが未練、と覚えると区別しやすくなります。



似ているけれど、心の向きが違うんだね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。意味をつかんで、「未練」をあきらめきれない心残りを表したい場面で使ってみてください。