今回は「亡くなる」の言い換え表現を紹介します!
「亡くなる」は「死ぬ」という意味の言葉です。
この言葉は、比較的フォーマルな言葉といえるでしょう。
この記事では「亡くなる」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
亡くなるとは?意味は「人の死」
「亡くなる」の意味=人の死
「亡くなる」は「死ぬ」という言葉の尊敬語で、訃報を伝えたいときにも使われます。

昨日、〇〇様が亡くなられました。
亡くなるの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは「亡くなる」のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①逝去(せいきょ)


「逝去」=「死去」の意味
訃報を受けた際に、最もよく使われる言葉です。
「ご逝去」と、より丁寧にして使うことが多いです。
例文



昨日、〇〇様がご逝去されました。
②永眠(えいみん)


「永眠」=「死ぬこと」の意味
「逝去」と並んで、最もよく使われる言葉です。
例文



昨日、〇〇様が永眠されました。
③他界(たかい)


「他界」=「死亡」の意味
「死亡」を遠回しにした表現です。
例文



昨日、〇〇様が他界されました。
④崩御(ほうぎょ)


「崩御」=「死亡」の意味
天皇・皇后・皇太后・太皇太后が亡くなられた時のみ使う言葉です。
一般人は、どんなに権威のある人でも使うことはありません。
例文



昨日、〇〇様が崩御されました。
⑤身罷る(みまかる)


「身罷る」=「身があの世へ行く」の意味
闘病の末に亡くなった方に使う言葉です。
例文



昨日、〇〇様が身罷られました。
⑥息を引き取る


「息を引き取る」=「息が絶える」の意味
比較的よく使われる表現です。
例文



昨日、〇〇様が息を引き取られました。
⑦死去(しきょ)


「死去」=「死亡」の意味
死亡を改まった言い回しにした言葉です。
例文



昨日、〇〇様が死去されました。
⑧旅立つ


「旅立つ」=「世を去る」の意味
あの世に逝くことを旅に例えた言葉です。
例文



昨日、〇〇様が旅立たれました。
⑨お隠れになる


「お隠れになる」=「死去」の意味
身分の高い人が死去した時に使う言葉です。
「お隠れあそばす」という言葉として使うこともあります。
例文



昨日、〇〇様がお隠れになられました。
⑩事切れる(こときれる)


「事切れる」=「呼吸が止まり死ぬ」の意味
今まで普通に話していたのに、いつの間にか亡くなっていたという時に使う言葉です。
例文



昨日、〇〇様が事切れられました。
⑪往生(おうじょう)


「往生」=「死ぬこと」の意味
「大往生」という言葉で多く使われます。
「大往生」は、長生きをして亡くなられた方に多く使われています。
例文



昨日、〇〇様が往生されました。
亡くなるの”カジュアル”な言い換え・類語!
「亡くなる」のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑫お迎えが来る


「お迎えが来る」=「死期が近づく」の意味
「お迎えが来られた」と過去形にして、死去を遠回しにした表現です。
例文



昨日、〇〇様にお迎えが来られました。
⑬天に召される


「天に召される」=「昇天する」の意味
この言葉は宗教を選ぶ可能性があるので、注意が必要です。
亡くなられた方の宗教の死後の世界がどのように扱われているのかを理解して使うようにしましょう。
例文



昨日、〇〇様が天に召されました。
⑭あの世に逝く


「あの世に逝く」=「再び戻ることのない旅立ちをする」の意味
「行く」ではなく、「逝く」が正しい漢字になります。
この言葉は、露骨に死を表現しているので非公式な場で使いましょう。
例文



昨日、〇〇さんがあの世に逝かれました。
⑮くたばる


「くたばる」=「力尽きる」の意味
「力尽きる」と死に例えた言葉です。
この言葉は、露骨に死を表現しているので非公式な場で使いましょう。
例文



昨日、〇〇がくたばった。
亡くなるの豆知識・ちょっといい話
「亡くなる」を、もっと面白く知れる小話を紹介します。
「亡くなる」は平安時代からある1,000年以上の言葉
「亡くなる」という表現は、平安時代(810年頃)の文献にすでに見られ、1,000年以上使い続けられてきた言葉です。
10世紀前後に成立した『伊勢物語』でも、人の死を遠回しに表す語として「なくなる」が使われていたとされます。「死ぬ」という直接的な言葉を避ける気遣いは現代に始まったことではなく、日本人が平安の昔から大切にしてきた習慣といえます。



1,000年前の人たちも同じ言い回しを使っていたんですね。言葉って生き続けるんだと感じます。
「無くなる」と「亡くなる」は同音・別義の使い分けが大切
「なくなる」は漢字によって意味がまったく変わる同音異義語で、「無くなる」は物の消失、「亡くなる」は人の死を表します。
「財布が無くなる」を「財布が亡くなる」と書くのは誤りです。一方、訃報を伝える文章で「無」の字を使うのは失礼にあたります。弔事の文章では必ず「亡」の字を使う配慮が求められます。



訃報メールや弔電は漢字一字のミスで印象が大きく変わります。丁寧に確認してから送りたいものです。
「死」の婉曲表現は世界共通の文化
「死」を直接的に言わず遠回しに表現する習慣は日本だけでなく、世界中の文化に共通して見られます。
英語では “passed away”(通り過ぎた)や “gone”(去った)、フランス語では “décédé”(立ち去った)など、死を旅立ちや移動に例える表現が多くあります。日本語でも「旅立つ」「あの世に逝く」「永眠する」と多彩です。死という普遍的な出来事を穏やかに伝えようとする人類共通の心遣いが、こうした言葉を生み出してきました。



言語が違っても「死」を直接言いたくないという気持ちは同じなんですね。なんだか温かい気持ちになります。
亡くなるの言い換えが見つかれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。