今回は「足りない」の言い換え表現を紹介します!
「足りない」は何かが不十分というときに使う言葉です。
この言葉は、フォーマルにもカジュアルにも使える汎用性の高い言葉でしょう。
この記事では「足りない」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
足りないとは?意味は「一定の基準まで満たされていない」
「足りない」の意味=何かが一定の基準まで満たされていないこと
ほかに「頭の鋭さが欠けている」「愚かである」というニュアンスもあります。
上記は、相手に対して失礼な表現のためフォーマルな場面では使いません。
新商品の販売開始が遅れそうなのは、人手が足りないからです。
足りないの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは足りないのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①愚鈍
愚鈍=「頭が動いていなくてまぬけ、理解や判断力が低い」の意味
無知でまぬけという意味の言葉で、理解や判断力が乏しいと感じた時に「愚鈍」を使います。
ですが、なじみのない言葉なので使ったことがない人多いです。
しかし語彙力がある人は、この言葉を使うことがあります。
新商品の販売開始が遅れそうな理由は、営業部の愚鈍さが原因です。
②迂愚(うぐ)
迂愚(うぐ)=「世間知らず、ぼんやりしている」の意味
世間をよく知らない、物事に対しての理解や知識が乏しい時に「迂愚」と言います。
なじみのない言葉なので、「迂愚」という漢字を見て「うかつ」が浮かんでくる人が多いです。
しかし正しくは「うぐ」と読みます。
いい意味でもないので、なかなか使う機会がないですが、語彙力がある人は使うことがあります。
新商品の開発が進まず販売開始が遅れそうなのは、開発部が迂愚だからです。
③遅鈍
遅鈍=「動きや頭の回転が鈍い、気転が利かない」の意味
「愚鈍」と同じと思っている人もいますが、意味が違います。
この言葉は動きが鈍くて、頭の回転が遅い時に「遅鈍」と言います。
またこまかい配慮や注意ができていない場面でも使います。
なじみのない言葉ですが、語彙力がある人は使うことがあります。
新商品の開発の進みが遅鈍で、販売開始が遅れそうです。
④未達成
未達成=「まだ達成できていない」の意味
目指している目標が、まだ達成できていない時に「未達成」と言います。
また「未達」とも言います。
ビジネスでは、企画や目標などが達成できていない時に使います。
日常生活よりビジネスの場で使うことが多いです。
プレオープンの段階で目標が未達成なので、新商品の販売開始がが遅れそうです。
⑤乏しい
乏しい=「足りない、経済的に貧しい」の意味
数や量が少なくて不足している時に「乏しい」を使います。
またお金がなくて貧しい状況を表す言葉でもあります。
ビジネスでは「この分野の知識が乏しいので、教えていただきたいです」と使うことがあります。
商品開発の進みが乏しいので、新製品の発売開始が遅れそうです。
⑥希薄
希薄=「少なくて薄い、ある事に向かう気持ちが弱い」の意味
液体の濃度や気体の密度が薄いことを「希薄」と言います。
この言葉は、感情や意志が薄くて弱いことを表すこともできます。
ビジネスでは、提出した内容が薄い時に「希薄」と言われる場合があるので覚えておきましょう。
新商品の販売開始が遅れそうな理由は、営業部が希薄だからです。
⑦不十分
不十分=「足りない部分がある、完全ではない」の意味
何かが足りていなくて、十分ではない時に「不十分」と言います。
量が少ない時や満足できない時に使うことが多いです。
日常生活でも使いますが、ビジネスの場の方が使うことが多いです。
新商品の販売開始が遅れそうな理由は、事前準備が不十分だからです。
足りないの”カジュアル”な言い換え・類語!
足りないのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑧達しない
達しない=「目標が達成できない、成果がない」の意味
目標を達成することが難しい状況で「達しない」と言います。
他にも、能力や評価などが基準まで届いていないことを表す時に使います。
ビジネスでは、目標と隣り合わせな人が多いので「達しない」を使うことが多いです。
またこの言葉は、日常生活でも使うことがあります。
目標個数まで達しない可能性があるので、新製品の発売開始が遅れそうです。
⑨満たされない
満たされない=「一定の基準に届いていない、物足りない」の意味
この言葉は使い方が2つあり、1つが能力や評価が基準に届いていない時です。
もう1つが、何かに対して物足りないと思う時に「満たされない」と使います。
他にも、「気持ちが満たされない」と自分の気持ちを表す時にも使えます。
「満たさない」は「満たす」の否定形であり、様々な場面で使うことができる便利な言葉です。
目標個数まで満たされない可能性があるので、新製品の発売開始が遅れそうです。
⑩愚か
愚か=「考えが足りない、未熟、頭が鈍い」の意味
何かに対しての考えが足りていない時や頭の回転が鈍いことを「愚か」と言います。
この言葉は「愚か者」と使うことが多く、良い意味ではありません。
使う場合は注意が必要です。
新商品の販売開始が遅れそうな理由は、営業部の愚かさが原因です。
⑪貧しい
貧しい=「貧乏で生活が苦しい、量や質が乏しい、満たさせていない」の意味
お金がなく生活が苦しい状態を表す時に「貧しい」と使うことが多いです。
しかし他にも意味があります。
量や質が乏しく満たされていない状況でも使います。
ビジネスでは「乏しい」を使うことが多いので、「貧しい」と使うことは少ないです。
目標個数が貧しいので、新製品の発売開始が遅れそうです。
⑫間抜け
間抜け=「見当はずれ、愚か」の意味
注意力がなく、余計なことをして迷惑をかけている状況を「間抜け」と言います。
他にも大事な部分が抜けている時や見当はずれの時にも使います。
一般的には、ひらがなで「まぬけ」と使うことが多いです。
新商品の販売開始が遅れそうな理由は、営業部が間抜けだからです。
⑬のろま
のろま=「動きや頭の回転が鈍い」の意味
この言葉の語源は、江戸時代までさかのぼります。
当時、野呂松勘兵衛という人物が「間狂言」という人形芝居で「のろま人形」を演じていました。
この人形は、頭が平らで色が黒く、みすぼらしい姿なうえに鈍重な役でした。
ですが野呂松勘兵衛は扱いがうまかったのです。
そうして、この人形芝居は江戸中で人気になり鈍重な人を「のろま」と言うようになったとされています。
しかし「のろま」は悪口なので、使わない方がいいでしょう。
商品開発の進みがのろまなので、新製品の発売開始が遅れそうです。
⑭あほ
あほ=「愚か、知識が劣っている」の意味
他人と比べて知識などが少なく下回っていることを「あほ」と言います。
「あほう」「阿保」「安房」も「あほ」と同じです。
「ばか」も同じように使いますが、両方とも人をののしる言葉です。
ラフな言葉ですが、相手を傷つけてしまうので使わないようにしましょう。
新商品の販売開始が遅れそうな理由は、営業部があほだからです。
⑮愚癡(ぐち)
愚癡(ぐち)=「言ってもしかたがない、泣き言」の意味
この言葉は仏教用語で、意味は「無明と同じように様々な苦しみを生み出す元」です。
ちなみに「無明」は、周りが見えていないという意味です。
現在は、ぐちぐち言ってもしかたがないことを言っている状況を「愚癡」と言います。
一般的には「愚痴」と書くことが多いです。
新商品の販売開始が遅れそうな理由は、みなが愚痴ばかり言っているからです。