今回は「ダブスタ」というネットスラングについて解説します!
「ダブスタ」とは、二重規範という意味の言葉です。

「ダブスタな発言だ」みたいに使うよ!
英語の”double standard”が由来です。
この記事では「ダブスタ」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
ダブスタとは?意味は「二重規範」
「ダブスタ」の意味=二重規範
ダブスタとはダブルスタンダードの略語で「二重規範」という意味の言葉です。
インターネット上で使われるネットスラングの1つです。
何かを判断する際に対象によって判断基準が異なること、基準や評価の軸が2つ以上存在していることを表します。
例えば
- 夫は妻に家事の口出しをするが、妻が夫に対して口を出すと夫が怒る。
- 同じミスをしたのに、Aさんは怒られたがBさんは上司のお気に入りで怒られなかった。
このような、矛盾して一貫性のない場面で使われます。
「不公平」というネガティブな意味が強いですね。
ダブスタは、主にインターネット上や砕けた日常会話で使われます。
そのため、正式な場や堅い会話で使う際は「ダブルスタンダード」と略さずに使いましょう。
また、マイナスの意味で使われることが多く、使う場面には注意が必要です。
最近では、発言の前に「ダブスタになるけど」と前置きし、自分の発言に保険をかけたり自虐的な意味を持たせる使い方も見られます。



一貫性のない場面で使われる言葉なんだね
ダブスタの発祥や元ネタは「英語の”double standard”」
「ダブスタ」の元ネタ、発祥=英語の”double standard”
ダブスタの由来は、英語の”double standard”です。
”double”には、「二重・2倍・同じ物事が二つ重なる」という意味が
”standard”には、「標準、確立したもの」という意味があります。
なので、”double standard”は確率したものが二つということで、日本語にすると「二重規範」となるわけです。
ダブスタが使われ始めた時期は明確にはわかっていませんが、2000年代前半には使われていました。
広く一般的に使用されるようになったのは、インターネットの影響が大きいようです。
特に、政治家の言動に二つの異なる基準が見えたときなどに利用され、ネット上で多くの「ダブスタ」との批判の声が上がっています。
また、2023年には『機動戦士ガンダム水星の魔女』にて「ダブスタクソ親父」というふうに使われ、話題になりました。
「ダブスタクソ親父」とは、第二話の中でミオリネ・レンブランが、父のデリング・レンブランに放った「自分で決めたルールを後から勝手に変えるな!このダブスタクソ親父!」というセリフの一部です。
デリングがかつて定めたルールを、相手によって自己都合で無視し、都合の良い方向へ強引に進めようとしたため、娘のミオリネに怒鳴られることとなりました。
その対応はまさに「ダブスタ」であり、自分勝手な父親の蔑称として「クソ親父」が付き、「ダブスタクソ親父」となりました。



インターネット上で使われるようになった言葉なんだね!
ダブスタの使い方・例文
「ダブスタ」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
政治家の発言に対してよく使われます。



今週末は選挙だなあ。投票行かなきゃ。



う〜ん…ダブスタな発言の政治家ばかりで悩むなあ
使用例②
不公平という意味が強いです。



いつまで遊び回っているんだ!早く帰ってこい!



姉ちゃんには何も言わないくせに…ダブスタな親父だな
使用例③
自虐的な意味で、前置きに使うこともあります。



夫が家事を何もしてくれないの!!



家事をろくにしない私が言うとダブスタになるけど…
旦那さんは家事をするべきだと思う
ダブスタの類義語や対義語
ダブスタの類義語と対義語についても見ていきましょう!
ダブスタの類義語
ダブスタの類義語としては下記のものがあります。
二枚舌
矛盾したこと、嘘を言うこと。



彼女は二枚舌を使うから、信用できないなあ…
二律背反
互いに矛盾する二つのものが存在すること。



子どもというのは、親に二律背反な感情を持つものよ
朝令暮改
命令や政令がひんぱんに変更されて一定ではないこと。



社長の朝令暮改な発言のせいで、今日も残業だわ…
ダブスタの対義語
ダブスタの対義語としては下記のものがあります。
首尾一貫
最初から最後まで一つの態度や方針で貫かれていること。



彼の考え方は首尾一貫していて信用できる!
単一規範
基準が1つだけであること。



僕の投票の基準は、単一規範な政治家であることだな
初志貫徹
初めに心に決めたことを最後まで貫き通すこと。



初志貫徹で、目標をやり遂げたぞ!!
ダブスタの豆知識・ちょっといい話
「ダブスタ」を、もっと面白く知れる小話を紹介します。
「double standard」は18世紀からある表現
英語の”double standard”という言葉自体は、少なくとも18世紀まで遡れるとされる。
1775年、思想家トマス・ペインが女性への不公平な扱いを「二重基準の犠牲」と表現した記録が残っており、今のような「男女で異なる基準」を指す使われ方が広まったのは1930年代のアメリカだと言われている。



思ったより歴史のある言葉だったんだね。
「ダブスタ」は略語、「二重規範」は学術用語
二重規範は社会学や倫理学でも使われる、れっきとした学術用語。
日本語版Wikipediaにも独立項目があるほどで、カジュアルな「ダブスタ」とは違い、論文や評論では「二重規範」「ダブルスタンダード」と略さず書かれることが多い。



くだけた場では「ダブスタ」、かたい場では「二重規範」、と使い分けると良さそう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。「ダブスタ」の意味や使い方の理解に役立てば幸いです。