今回は「原理」という言葉の意味について解説します。
「原理」とは、物事がそうなっている、もとになるきまりや仕組みのことです。

「てこの原理」のように、多くのことを説明するおおもとの決まりを表す言葉ですね。
読み方は「げんり」で、「原(おおもと)」と「理(すじみち)」という漢字からできています。
この記事では「原理」の意味や読み方、語源、「原則」との違い、使い方、類義語・対義語まで深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ。
原理とは?意味は「物事のもとになる決まり・仕組み」
「原理」の意味=物事がそうなっている、おおもとの決まりや仕組み
原理は、多くの物事を成り立たせている、根本のきまりや仕組みを指します。
読み方は「げんり」。「てこの原理」「需要と供給の原理」のように使われます。
一つひとつの現象ではなく、それらに共通して働く、おおもとの法則を表します。
科学から経済、ものの考え方まで、はば広い分野で使われる言葉です。



いろいろな出来事を支える「土台の決まり」が原理なんですね。
原理の語源・成り立ち
「原理」の成り立ち=「原(もと・おおもと)」+「理(ことわり・すじみち)」
原理は、「原」と「理」という漢字が組み合わさってできた言葉です。
「原」は「もと・おおもと」、「理」は「ことわり・すじみち」を表します。
合わせて「おおもとにあるすじみち」、つまり物事の根本にある決まりを意味します。
英語の「principle」の訳語として使われ、学問の世界で広く根づきました。



「おおもとのすじみち」と読みとくと、意味がはっきりするね。
「原理」と「原則」の違い
「原理」=変わらない根本の法則/「原則」=人が決めた基本のルール
「原理」は自然や物事にもともと備わった根本の法則、「原則」は人が定めた基本のルール、という違いがあります。
「てこの原理」のように、原理は変えようがない仕組みを指します。
「予約は前日までが原則」のように、原則には例外が認められる場合があります。
変えられないのが原理、状況により例外がありうるのが原則、と覚えると区別しやすくなります。



例外があるかどうかが、見分けの手がかりになりますね。
原理の使い方・例文
「原理」を使った会話を見ていきましょう。
理科の話から、仕事のやり方まで幅広く使えます。
使用例① 仕組みを説明する
ものが動く理由を、ひも解く場面です。



シーソーって、なんで小さい力で持ち上がるの?



それは、てこの原理が働いているからですよ。
使用例② 考え方の土台を示す
判断のよりどころを、確かめる場面です。



値段って、どうやって決まっているんだろう。



基本は、需要と供給の原理で動いているんですよ。
使用例③ 基本に立ち返る
うまくいかないとき、土台を見直す場面です。



応用問題になると、急に解けなくなるんだ。



そんなときこそ、原理にもどって考えると道が見えるよ。
「原理」の類義語や対義語
原理の類義語と対義語についても見ていきましょう。
原理の類義語
原理の類義語としては下記のものがあります。
原則(げんそく)
原則は、多くの場合に当てはまる、基本的な決まりを表す言葉です。



「原則として参加する」のように、例外をふくみつつ使われます。
法則(ほうそく)
法則は、いつも変わらず成り立つ、決まった関係を表す言葉です。



「自然の法則」のように、科学の場でよく使われます。
道理(どうり)
道理は、物事のすじみちや、当然そうあるべき理由を表す言葉です。



「道理にかなう」のように使われます。
原理の対義語
原理に正反対の決まった対義語はありませんでした。
あえて対比するなら、土台となる原理に対して、それを実際の場面で使う「応用(おうよう)」が反対の位置に置かれます。
原理の豆知識・ちょっといい話
原理をもっと深く知れる、ちょっとした小話を紹介します。
「アルキメデスの原理」はお風呂で生まれた
古代ギリシャの学者アルキメデスは、お風呂であふれる水を見て、浮力の原理に気づいたと伝えられています。
あふれた水の量から、物の体積がわかるという発見でした。ひらめいた彼が「わかったぞ(エウレカ)」と叫んで飛び出した、という逸話まで残っています。身近な場面から、おおもとの原理が見つかることもあるのですね。



ふだんの暮らしの中に、大発見のヒントがあるんだね。
英語の「principle」はそっくりな単語と間違えやすい
原理を表す英語「principle」は、校長を表す「principal」とつづりがよく似ていて、混同されがちです。
発音もほぼ同じですが、意味はまったく異なります。「principle=原理・原則」「principal=校長・主要な」と、セットで覚えておくと取りちがえずにすみます。



似ているからこそ、セットで覚えると安心だね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。物事のおおもとの仕組みを言い表したいとき、「原理」を「原則」と使い分けてみてください。