にわかとは?意味・語源|言い換え・類義語|間違い・誤用も紹介!

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今回は「にわか」という言葉について解説します!

「にわか」とは、物事が「急に」又は「一時的に」起こるさまを意味する言葉です。

にわか雨だ。みたいに使うよ!

古語の「にはか」が語源であるといわれています。

この記事では「にわか」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

にわかとは?意味は「物事が急に起こること、一時的にそうなること」

「にわか」の意味=物事が急に起こること、一時的にそうなること

にわかとは、物事が急に起こることや、一時的であること、急変することを表しています。

一般的には天候が急変する際や、信じられないような事が突然起きた際に使われることが多い言葉です。

また、ネット上の若者たちで使われる「にわか」は、それまで興味がなかったが話題や流行りに乗っかり急にファンになった人を指しています。これは、一過性でありすぐに興味をなくすだろう人たちに対して使われます。

本来の意味ではポジティブでもネガティブでもない言葉ですが、上述したネット上での意味で使う場合には人を揶揄する面が強く、ネガティブな印象を与えてしまうので使用する際には注意が必要です。

ちなみに、にわかファンというのは一時的という短い期間でも対象のものを好きになってファンになっている人のことで、「偽物のファン」という意味ではないので誤った使い方をしないように注意しましょう。

一般的な意味とネット上の意味とで大きく印象が変わる言葉なんだね!

にわかの発祥や元ネタは「古語のにはか」

「にわか」の元ネタ、発祥=古語の「にはか」

古語の「にはか」が語源といわれています。江戸から明治時代に使われるようになった言葉です。

当時のにわかとは即興芝居のことを指していて、芸事を学んだことのない素人が急に宴の席や路上でする滑稽な寸劇のことを「俄狂言(にわかきょうげん)」と呼んでいました。

俄狂言は当時の流行りであったため、そこから物事が急に起こるさまなどを表す時に「にわか」という言葉が一般的にも使われるようになったと言われています。

古い言葉のように感じますが「にわかには信じがたい」「にわか雨」など現在でも使用されている言葉です。

近年のにわかファンという意味の使い方が広まったのは、2019年のラグビーワールドカップ日本大会がきっかけといわれています。それまでラグビーに興味のなかった人たちが、突然ファンになるという現象が多く見られたためです。

そこからネット上では、スポーツやアイドルや芸能人などを人気や流行りをきっかけに急に好きになった人に対してよく使用されるようになりました。

突然始まる即興芝居のことを俄狂言って呼んでたんだね!

にわかの使い方・例文

「にわか」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①突然の雨

雨降ってきたよ!

そういえば天気予報で、にわか雨降るって言ってたなー

使用例②突然の出来事

〇〇さん手術で入院するんだって

この前までとても元気だったのに。にわかには信じられないわ

使用例③ネットや若者間

あのドラマすごい人気だよね!

それは嬉しいけど、○○さんのにわかファン増えるの嫌だなー

にわかの類義語や対義語

にわかの類義語と対義語についても見ていきましょう!

にわかの類義語

にわかの類義語としては下記のものがあります。

突然

突然雨降ってきたなー

唐突

あの人が仕事辞めるなんて、唐突すぎて信じられない

ミーハー

ネット・若者言葉「にわか」に対する類義語

話題や人気のものばかり好きになるとミーハーって思われちゃうかな

にわかの対義語

にわかの対義語としては下記のものがあります。

徐々

空の雲が徐々に増えてきたなー

段階的

段階的に学んでいけばきっと上手くいく

古参

ネット・若者言葉「にわか」への対義語。古くからのファン。

○○さんの古参の人たちは皆優しいなー

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