恣意的とは?意味をわかりやすく解説!元ネタや類対義語もまとめた!

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今回は「恣意的(しいてき)」というビジネス用語について解説します!

「恣意的」とは、自分勝手な様子や論理的必然性のない様子という意味の言葉です。

順番を恣意的に決める。みたいに使うよ!

「恣」は訓読みで「ほしいまま」を意味する漢字で、「恣意的」はビジネスシーンで使われることが多いです。

この記事では「恣意的」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

恣意的とは?意味は「自由気ままで自分勝手、論理的必然性のない様子」

「恣意的(しいてき)」の意味=自由気ままで自分勝手、論理的必然性のない様子

「恣意的」とは自由気ままで自分勝手、論理的必然性のない様子という意味の言葉です。

「恣意的な人」はルールなどに従わず、自分の今の気分や思いつきで行動するといった自分勝手で相手を振り回してしまう人のことを指します。

「恣意的」の「恣意」を訓読みで読むと「恣」は「ほしいまま」と、「意」は「こころ」と、自分の思うままに行動することを表しています。

日常生活でも使われることはありますが、主にビジネスシーンで使われることが多いと言われています。

「恣意的」と「意図的」を同じ意味と思われがちですが意味は異なっていて、両者の違いは「明確な目的があるのか、ないのか」という事です。

「恣意的」は目的がなく気分や思いつきで行動しますが、「意図的」は明確な目的を持ち計画的に行動することを意味します。

自分の今の気分や思いつきで決める様子という意味のように「恣意的」はビジネスシーンでは「部長の恣意的な判断で会社全体が混乱している」などと何か問題が起きた時など、相手を批判する際に言うのでネガティブなニュアンスで使われます。

物事を計画的に考えず、思い立ったままに行動するってことなんだね!

恣意的の発祥や元ネタは「言語学者ソシュールによる『言語記号の恣意性』」

恣意的」の元ネタ、発祥=言語学者ソシュールによる「言語記号の恣意性」

「恣意的」の語源はスイスの言語学者フェルディナン・ド・ソシュールによる「言語記号の恣意性」からきていると言われています。

言語学の恣意性」とは、19世紀末にソシュールが提唱した理論であり、言葉の発音と意味の結びつきは、必然性ではないと示します。

例えば、動物の犬を指す発音は日本語では「イヌ」ですが英語では「ドッグ」だったりと、言語によって呼び方は様々です。「イヌ」や「ドッグ」と呼ばなければならない必然性はなく、たまたま勝手にそう発音しているのであり、ほかの呼び方もあり得たという考え方を表しています。神または運命が「勝手気まま」にそうと決めたと解釈します。

ソシュールはフランス語の「arbitraire(アービテール)」という言葉を説明に使用し、「恣意的」という言葉はこのアービテールの訳として日本で最初に使われたと言われています。

「イヌ」という言葉は神や運命が自由気ままに決めた。という解釈から、恣意的の意味である「論理的必然性のない様子」は「自由気ままな様子」とつながっていると言われます。

言語記号の意味と音は、必然的ではないという事を示しているんだね。

恣意的の使い方・例文

「恣意的」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①

部長が、今日のスケジュール急遽変更だって。

またか…彼の恣意的な予定変更には困ったものだ

使用例②

そんな真剣に何を調べているの?

ソシュールの思想。言語記号は恣意的なものという事がわかったよ。

使用例③

新しく飼うペットの名前はあみだくじで決めようと思ってるんだ!

そんな恣意的に決めないで、ちゃんと考えなさい。

恣意的の類義語や対義語

恣意的の類義語と対義語についても見ていきましょう!

恣意的の類義語

恣意的の類義語としては下記のものがあります。

場当たり的

計画性がなく、その時の気分屋思いつきで行動するという意味です。

彼の場当たり的な行動にはもううんざりだ。

任意

思うまま、心のままに任せるという意味です。

会議への参加は任意だから、参加せず帰ってしまおう。

恣意的の対義語

恣意的の対義語としては下記のものがあります。

規則的

一定の決まりに従っていて、規則正しいという意味です。

規則的な生活を心がけよう。

機械的

感情や意思を持たず、機械的な動作を行うという意味です。

上司は仕事中いつも機械的に働くなあ

恣意的の豆知識・ちょっといい話

恣意的を、もっと面白く知れる小話を紹介します。

「恣」が常用漢字になったのは2010年のこと

「恣」の字が常用漢字に加わったのは、意外にも2010年と最近のことです。

2010年の常用漢字表の改定で196字が追加され、その中に「恣」も入りました。ある調査では「恣意的」の読みを難しいと感じた人が7割を超えたそうで、見慣れないと感じるのも無理はない字なんですね。

つい最近まで常用漢字じゃなかったとは驚きだね。

英語の「arbitrary」の語源は「裁判官」

恣意的にあたる英語「arbitrary」は、ラテン語で「裁判官」を意味するarbiterが語源です。

裁判官の一存で決まる、というイメージから「その人の判断しだい」「気ままで根拠が薄い」という意味へ広がりました。「ジャッジ次第」と考えると、恣意的のニュアンスがすっと腑に落ちます。

裁判官が語源だと、意味のつながりが分かりやすいね。

「意図的」と取り違えると意味が真逆になりかねない

「恣意的」を「わざと・意図的」の意味で使うと、伝えたい中身がぶれてしまいます。

恣意的は「気まぐれで筋が通っていない」、意図的は「ねらいがあってわざと」と、本来は別物です。「恣意的に隠した」と書くと、わざとなのか行き当たりばったりなのか、読み手が迷うことになります。

似ているようで、指している中身は違うんだね。

明日から使えるプチ知識:「わざと」と言いたいときは「意図的」、「気分や思いつきで筋が通らない」と言いたいときは「恣意的」と、頭の中で言い換えて確かめると間違えにくくなります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。恣意的の意味や背景を知ったうえで、ぜひ場面に合わせて使ってみてください。

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