今回は「貧乏ゆすり」という言葉について解説します!
「貧乏ゆすり」とは、着席中に絶えずひざを細かく揺り動かすことです。

「貧乏ゆすりが止まらない」みたいに使うよ!
この記事では「貧乏ゆすり」という、言葉の詳しい意味や使われ方などについても深掘りしています。
また、由来については諸説あるため、こちらについてもご紹介いたします。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
貧乏ゆすりとは?「座っている最中に絶えずひざを細かく揺り動かす」こと
「貧乏ゆすり」とは?=座っている最中に絶えずひざを細かく揺り動かすこと
「貧乏ゆすり」とは、「座っている最中に絶えずひざを細かく揺り動かすこと」です。
不安定な心理状態が無意識に表れての行動であるようです。
そして、一般的に行儀が悪い、ネガティブなイメージのある言葉となっています。
しかし近年は、「健康ゆすり」ともいわれ、足のむくみ解消や血液循環の改善等、健康への効果も期待されている行動だと認識されはじめています。
また、アメリカでは「ジグリング(jiggling)」と呼ばれています。



「貧乏ゆすり」は着席中に足を小刻みに動かす行動なんだね!
貧乏ゆすりの由来は「貧乏な人が寒さ、飢えで震えるようす」説が有力
「貧乏ゆすり」の由来は、「貧乏な人が寒さ、飢えで震えるようす」説が有力
「貧乏ゆすり」の由来には、「足を揺すると貧乏神にとりつかれるという迷信があったため」や、「貧乏人はせかせか動いているように見えるため」など諸説あります。
しかし、「貧乏な人が寒さ、飢えから小刻みに震えるようす」から名付けられたという説が有力だといわれています。
また、古くは「貧乏揺るぎ」ともいわれており、少なくとも江戸時代前期には俳諧集等で利用されていました。(『小学館 古語大辞典』)



由来についてはさまざまな説があるんだね!
貧乏ゆすりの使い方・例文
「貧乏ゆすり」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①



さっきの会議、常に何かのあたる音がしていたけど、何だったのかな。



あ~あれは課長の貧乏ゆすりのせいですね。机の脚に当たっていたのでしょう。
使用例②



暇だなぁ~。



こら! 貧乏ゆすりすると、将来貧乏になるよ!



そんな迷信を信じてるの? 普通に行儀が悪いって言えばいいのに。
使用例③



最近、娘の行儀が悪すぎる!



お嬢さんが貧乏ゆすりするという件ですか? むくみ取りのために動かしてるだけだと思いますよ。そこまで気にしなくても……。
貧乏ゆすりの類義語や対義語
貧乏ゆすりの類義語と対義語についても見ていきましょう!
貧乏ゆすりの類義語
貧乏ゆすりと同じような、マナーに関する類義語は下記のものがあります。
足組み
「足組み」とは、着席時に足を重ね、組んでいることを指します。
日本においてはマナー違反とされる行為ですが、対話する相手に対し、攻撃する意思がないことを相手に示す行為だとする国もあるようです。



最近、娘の行儀が悪すぎる!



お嬢さんが椅子に座った時に足を組むことですか? 留学から帰ってきたばかりだから、癖が抜けていないだけかと。
貧乏ゆすりの対義語
「貧乏ゆすり」は行動のため、対義語はありません。
貧乏ゆすりの豆知識・ちょっといい話
「貧乏ゆすり」を、もっと面白く知れる小話を紹介します。
「ジグリング療法」として医療現場で注目されている
貧乏ゆすりは、変形性股関節症の保存療法「ジグリング療法」として研究されています。
整形外科医の井上明生氏らは、脚を小刻みに動かすことで股関節のすき間が広がり、すり減った軟骨の再生が報告された例を発表しています。着想のもとは、関節を絶えず動かすと関節症になりにくいというカナダの整形外科医ソルター氏の理論(CPM)だといわれます。



行儀が悪いと言われがちな動きが、治療に役立つなんて驚きです!
「むずむず脚症候群」とは似て非なるもの
貧乏ゆすりは「むずむず脚症候群」の症状そのものではなく、不快感をやわらげるための行動です。
むずむず脚症候群は、安静時に脚へ不快な感覚が起こる病気で、夕方から夜にかけて強まる傾向があります。動かすと楽になるため、その人が無意識に脚を揺するのは「症状を和らげる動き」であり、ただのクセとは区別されています。



同じ脚の動きでも、背景はまったく違うんですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。「貧乏ゆすり」の意味や背景を知って、言葉の使い分けにぜひ役立ててくださいね。