今回は「はにかむ」という言葉について解説します!
「はにかむ」とは、おもに子どもや若者が恥ずかしがる表情や仕草をあらわす言葉です。

「あの子のはにかむ顔はほんとうに可愛いなぁ…」みたいに使うよ!
「はにかむ」の「は」は「歯」のことであり、もともとは歯が不揃いに生えている状態を指す言葉だったようです。
それがどうして恥ずかしがる表情や仕草をあらわす言葉に変化したのでしょうか?
この記事では「はにかむ」という言葉の詳しい意味や由来、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
はにかむとは?意味は「おもに子どもや若者が恥ずかしがる表情や仕草」
「はにかむ」の意味=おもに子どもや若者が恥ずかしがる表情や仕草をあらわす言葉
はにかむとは、恥ずかしがる表情や仕草をあらわす言葉です。
顔を真っ赤にしながら目をそらしたり、下を向いたり、誰かが恥ずかしがる場面を見かけたことはないでしょうか。
急な事態に気持ちが追い付かず、言葉や動作を忘れたように微笑んだり、うつむいたりする様子があどけなく見えることから子どもや若い人に対して使うことが多いようです。
「照れる」も「はにかむ」と同様に、恥ずかしがる様子をあらわしますが「照れ隠し」という言葉があるように、身振り手振りで恥ずかしさを自ら表現するというニュアンスを持ちます。
「はにかむ」は、恥ずかしく照れくさい気持ちを上手く表現できず、言葉や身振りも控えめにもじもじする様子を思い浮かべるとわかりやすいですね!



恥ずかしすぎてもじもじしちゃう!ってことなんだね。
はにかむの由来や語源は、歯ならびが悪い?むき出しの歯!?
「はにかむ」の由来、語源=歯が不揃いに生えている様子、歯をむき出しにした表情
意外な気がしますが、「はにかむ」は恥ずかしがるという意味のほかにも、不揃いに生えた歯やむき出しの歯をいう意味を持ちます。
不揃いに生えた歯を見せながら笑う姿、歯をむき出しにした表情がどこか照れくさく恥ずかしい様子に見えることから、語源となった歯に関係する意味よりも「恥ずかしがる表情や仕草」という意味の方が広く浸透していきました。
語源から考えると「歯にかむ」または「歯に噛む」と表記したいところですが、漢字での表記は「含羞む」となります。
「羞恥心」の「羞」が用いられていることから、「恥ずかしがる表情や仕草」という意味で使われていることがわかりますね。
また「含羞む」は「恥ずかしがる表情や仕草」という意味が広まってから付けられた当て字なので、一般的に使われる書き方ではありません。
はにかむといえば、プロゴルファーの石川遼選手のニックネームを覚えていますか?
そう!ハニカミ王子です!
アマチュア初参加のツアーで※史上最年少優勝を果たし、その後のインタビューで見せた、あどけなく恥ずかしそうな笑顔がとても印象的でしたよね。(※15歳245日、高校1年生での偉業です。世界最年少優勝記録としてギネス認定されています。)
ツアーの舞台となったコースがある玉野市には、王子が岳と呼ばれる岩山に8人の王子が住んでいたという伝承があり、石川選手のはにかむ姿と王子をくっつけて「ハニカミ王子」が誕生したそうですよ!



歯をむき出しにした顔って恥ずかしそうに見えるかも!
意外な語源だ!
はにかむの使い方・例文
「はにかむ」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①もじもじ恥ずかしそうに…



お、おばあちゃん、いっしょにあそぼ…?



遊ぼうね~。久しぶりに会ったからはにかんでるのね。可愛いわ~。
使用例②隠しても顔に出てますよ…



別に、褒められたって全然うれしくねぇからな!!



はいはい。そんなはにかんだ顔で言われても説得力ないけどね…。



…!?…う、うるせぇ!
はにかむの類義語や言い換え、対義語
はにかむの類義語と対義語についても見ていきましょう!
はにかむの類義語や言い換え
はにかむの類義語や言い換えとしては下記のものがあります。
照れる
はにかむよりは、仕草や発言が動的です。



え?綺麗なお姉さん?やだー!もう照れるわー!!
恥じらう
大人に不慣れな子どもや若い女性に対して使います。



孫の恥じらう仕草…なんて愛らしいんじゃ!
赤面する
顔を赤らめる、頬を染めるも同義です。



そんなに赤面するなんて!彼のこと大好きなのね!
はにかむの対義語
はにかむの対義語として、直接的な表現はありません。ニュアンスとしては下記が近いでしょう。
堂々とする



え?モデルみたい?知ってるー!あざーす!



褒められても堂々としている!さすがギャル!
はにかむの豆知識・ちょっといい話
はにかむを、もっと面白く知れる小話を紹介します。
“はにかむ植物”がある?含羞草=おじぎそう
「はにかむ」と同じ「含羞」の字を持つ植物が、じつは身近にあります。
触れると葉をそっと閉じる「おじぎそう」は、漢字で「含羞草(がんしゅうそう)」とも書きます。恥じらうように葉を閉じる様子が、まさに「含羞む(はにかむ)」を思わせることから、この字が当てられたといわれています。



葉っぱがはにかんでいるみたいで、なんだか可愛いね。
英語のはにかみ屋さんは「Bashful」
「はにかむ」は英語で「bashful(バシュフル)」と表現します。
ディズニー『白雪姫』に登場する七人の小人のひとりが、まさにこの「Bashful」。日本語名は「てれすけ」で、すぐに顔を真っ赤にして、ひげで顔を隠してしまうはにかみ屋として描かれています。



名前がそのまま「はにかみ屋」なんて、覚えやすいなあ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。「はにかむ」の意味を正しく押さえて、日常のちょっとした表情の描写に自然に使ってみてください。