厚顔無恥とは?意味・類義語|反対語・使い方|例文・言い換え・語源も紹介!

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今回は「厚顔無恥」という言葉について解説します!

「厚顔無恥」とは、恥知らずで図々しいという意味の言葉です。

彼は厚顔無恥にも、他人に責任を転嫁した。みたいに使うよ!

中国古典に由来し、「顔が厚く恥を知らない」という意味の言葉です

この記事では「厚顔無恥」という言葉の詳しい意味や由来、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

厚顔無恥とは?意味は「非常に図々しくて恥知らずな態度」

「厚顔無恥」の意味=礼儀や道徳を無視するほどの自己中心的で無礼な行動

厚顔無恥とは他人の迷惑などかまわずに、自分の都合や思惑だけで行動するいう意味の言葉です。

使用される状況や場面として他人の感情や立場を考えず、自己中心的で無礼な振る舞いをする人に対して使用されます。自分の過ちを認めず、他人に責任を押し付けるような行動を取った場合に用いられることがあります。また、権力や地位を背景に、不適切な要求や行動をとる人に対して使われることがあります。

社会的な規範や道徳を大きく逸脱した行動を非難する強い言葉で、他人の感情や立場を無視する自己中心的な態度を強く指摘するニュアンスがあります。

類義語には図々しい」「無遠慮」「無礼講」などがあります。

礼儀を無視するほど自己中心的ってことなんだね!

厚顔無恥の由来や語源は「「厚顔」(顔が厚い、つまり図々しい)と「無恥」(恥を知らない)という二つの言葉の組み合わせ」

「厚顔無恥」の由来、語源=「厚顔」(顔が厚い、つまり図々しい)と「無恥」(恥を知らない)という二つの言葉の組み合わせ」

「厚顔無恥」の由来は、中国最古の詩集「詩経」にあると言われています。

「巧言如簧、矣」これを訳すと、巧みな言葉が笛の音のように出てくるのは、外面を良くして内面の恥を隠しているという意味になります。

日本には平安時代に、中国から「内面の醜さ」を表す言葉として「厚顔」が伝わり、無恥が追加されて「厚顔無恥」となり、現在と同じ意味で使われるようになりました。

自己中心的で無礼な行動を強く非難する言葉なんだね

厚顔無恥の使い方・例文

「厚顔無恥」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①

昨日、彼がレストランでウェイターに怒鳴っていたよ。

彼は本当に厚顔無恥だね。

使用例②

新しいチームメンバーが、もうリーダーのポジションを要求してるよ。

それは厚顔無恥というものだ。まだ何も証明していないのに。

使用例③

隣の家の子がいつも僕のおもちゃを勝手に持っていくんだ。

それはいけないね。厚顔無恥な行動だよ。

厚顔無恥の類義語や言い換え、対義語

厚顔無恥の類義語と対義語についても見ていきましょう!

厚顔無恥の類義語や言い換え

厚顔無恥の類義語や言い換えとしては下記のものがあります。

図々しい

彼は図々しくも他人の席に勝手に座ってしまった。

無遠慮

彼女は無遠慮にも上司の私生活について質問した。

無礼講

パーティーは無礼講の雰囲気で、誰もが好き勝手に振る舞っていた。

厚顔無恥の対義語

厚顔無恥の対義語としては下記のものがあります。

謙虚

彼は非常に謙虚で、自分の功績をいつも控えめに語る。

礼儀正しい

彼女はいつも礼儀正しく、周囲の人たちから尊敬されている。

恥じらいがある

新入社員は恥じらいがあり、慎重に行動することが多い。

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