今回は「ポンチ絵」という言葉について解説します!
「ポンチ絵」には2通りの意味があります。
- 風刺画・世相を映した漫画
- 簡単な絵や図
「ポンチ絵を使って説明したほうがわかりやすいよ。」みたいに使うよ!
「ポンチ絵」の由来は江戸時代の雑誌「ジャパン・パンチ」です。
この記事では「ポンチ絵」という言葉の詳しい意味や由来、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
ポンチ絵とは?意味は「①風刺画・世相を映した漫画②簡単な絵や図」
「ポンチ絵」の意味=①風刺画・世相を映した漫画②簡単な絵や図
「ポンチ絵」には2通りの意味があります。
- 風刺画・世相を映した漫画
- 簡単な絵や図
①の意味での「ポンチ絵」とは、もともと江戸時代末期から明治時代にかけて流行した西洋風の風刺画や風刺漫画を指していました。
②の意味での「ポンチ絵」は、昭和になってから簡単な絵や図を指すビジネス用語として定着したものです。主に製造業や建築業、出版・編集業、官公庁などで計画や企画段階の簡単な下書き、概略図として「ポンチ絵」が用いられています。
なお、「ポンチ絵」はいわゆる「おじさんビジネス用語(おっさんビジネス用語)」の代表例で、若者の多くが知らない言葉です。近年では「おじさんビジネ用語」がSNSで話題になり、多少認知された可能性はありますが使用には注意しましょう。
【若者に通じないかもしれない「おじさんビジネス用語」の例】
イラストのおじさんのセリフを訳すと
今度の会議までに新製品のざっくりした構想図を作っておいてくれるかい?
簡単な企画案もなるべく早く頼むよ!
こんな感じです。
イラストのように矢継ぎ早に言われると、理解出来ず「?」となる事は多いですよね(笑)
「ポンチ絵」はもともと風刺画や昔の漫画のことで、今は簡単な絵や図のことをいうんだね。
ポンチ絵の由来や語源は「江戸時代の雑誌「ジャパン・パンチ」
「ポンチ絵」の由来、語源=江戸時代の雑誌「ジャパン・パンチ」
「ポンチ絵」は江戸時代に刊行された雑誌「ジャパン・パンチ」に由来します。
【「ジャパン・パンチ」(1878年7月号)】
「ジャパン・パンチ」は江戸時代末期の1862年、イギリスから記者として来日した画家で漫画家のチャールズ・ワーグマンが発刊した漫画雑誌です。政治・経済や横浜を中心とした地域社会の世相をユーモラスな風刺画を交えて紹介し、居留地に住む外国人の間で人気を博しました。
その後、1868年に武士の福地源一郎が江戸で創刊した江湖新聞にて「ジャパン・パンチ」を風刺画とともに紹介し、その解説中に「ポンチ」の文言が登場。日本人の間で「パンチ」が「ポンチ」に変化して広まりました。
明治時代にかけては日本人作家による「ポンチ本」が次々に発刊。大衆文化として定着し風刺画や風刺漫画を「ポンチ絵」と呼んでいましたが、昭和初期にはすでに一昔前の簡単なタッチの漫画のことを意味するようになりました。
そして更に時代が進んでニュアンスが変化し、ビジネス用語として簡単な絵や下書きのことを「ポンチ絵」と呼ぶようになりました。
「ジャパン・パンチ」が日本人の間で「ポンチ」になったんだね。
ポンチ絵の使い方・例文
「ポンチ絵」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
今回の企画ですが、なかなか口頭で説明するのが難しいですね。
大体のイメージが伝わればいいから、ポンチ絵を作っておいてくれるかい
?
使用例②
情報量が多すぎて、皆の意見をどうまとめていいのかわかりません。
ポンチ絵を使って情報を可視化してごらん。文字より絵や図に起こしたほうが情報を整理しやすいよ。
使用例③
A社のプレゼン資料、とてもわかりやすかったですね。
そうだね。ポンチ絵があるとイメージが湧くね。
ポンチ絵の類義語や言い換え、対義語
ポンチ絵の類義語と対義語についても見ていきましょう!
ポンチ絵の類義語や言い換え
ポンチ絵の類義語や言い換えとしては下記のものがあります。
ラフ絵
簡単なスケッチ、図案のこと。主にデザインやアート、建築業界で使われます。「ラフ案」「ラフスケッチ」とも。
先日作ってくれたラフ絵をもとに企画を進めていきましょう。
イメージ図
まだ決まった形でないものを簡単な絵や図で示したもの。
新製品だけではなく開発プロセスもイメージ図で示せば、プロジェクトの全体像がより理解しやすくなると思いますよ。
ドラフト
ビジネス用語としては「下絵」「下書き」「草稿」の意味で使われます。
報告書のドラフトを作成しました。一旦内容をご確認いただけますか?
ポンチ絵の対義語
ポンチ絵の対義語はありません。