今回は「while(ホワイル)」という英語について解説します。
「while」とは、接続詞として「〜の間に・〜しながら(同時進行)」「〜だが一方で(対比)」、名詞として「しばらく(a while)」という意味を持つ英語の単語です。

「while」って「〜の間に」以外にも意味があったんですね。
古英語「hwīl(時間・ひととき)」が語源で、もともとは「時間の単位」という名詞でした。
この記事では「while」の主な意味や「during」との違い、「once in a while」などの慣用句まで深掘りしています。
気になる方は記事の続きへどうぞ。
whileとは?意味は「間に」だけじゃない3用法
「while」の意味=①〜の間に・〜しながら(接続詞・同時進行)②〜だが一方で(接続詞・対比)③しばらく(名詞:a while)
「while」は接続詞と名詞の2つの品詞を持ち、文脈によって3つの用法に使い分けます。
「I listened to music while cooking(料理しながら音楽を聴いた)」の同時進行と、「She is shy while her sister is outgoing(彼女は内気だが一方で妹は社交的だ)」の対比が代表的な使い方です。
名詞の「a while」は「しばらく・少しの間」という意味で、「Wait a while(しばらく待って)」のように単独でも使われます。



同時進行と対比、どちらも日常会話でよく使いそうですね。
whileの語源は「ひととき」という古英語
「while」の語源=古英語「hwīl(時間・ひととき)」に由来する名詞から発展した多機能語
「while」は古英語「hwīl(時間・瞬間)」から来ており、もともとは「ひととき・一定の時間」という名詞でした。
「the while(その間ずっと)」という古い用法から、同時進行を表す接続詞「while」が生まれ、さらに「一方で」という対比の意味も加わりました。
ドイツ語の「weile(しばらく)」やオランダ語の「wijl(時間)」と同じ語族に属する言葉で、ゲルマン語全体に共通する語根を持ちます。



名詞の「ひととき」から接続詞に発展したんですね。
whileの使い方・例文
「while」を使った会話を見ていきましょう。
同時進行・対比・名詞と、用法ごとに使い方が変わります。
使用例① 同時進行(〜しながら)
2つの動作が同時に起きていることを表すときの使い方です。



音楽聴きながら作業するのって集中できる?



I often study while listening to music.(音楽を聴きながらよく勉強します。)全然集中できますよ。
使用例② 対比・逆接(〜だが一方で)
2つの異なる事実を対比するときに使います。



兄弟ってよく似てる?



He is quiet while his brother is very talkative.(彼は静かだが一方で弟はとても話し好きです。)全然性格違うんです。
使用例③ 名詞「a while」(しばらく)
「少しの間」という名詞として単独でも使えます。



準備どのくらいかかりそう?



It’ll take a while.(しばらくかかりそうです。)もう少し待ってください。
「while」の類義語や対義語
whileの類義語と対義語についても見ていきましょう。
whileの類義語
whileの類義語としては下記のものがあります。
during(デュアリング)
「during」は「〜の間(ずっと)」という意味の前置詞です。whileが接続詞で節を導くのに対し、duringは名詞(句)を直接続ける点が違います。「during the meeting(会議の間)」のように、名詞と組み合わせて使います。



「during」は名詞と組み合わせ、「while」は節(S+V)を続けるんですね。
whereas(ホウェアラズ)
「whereas」は「〜である一方・それに対して」という意味の接続詞で、対比のwhileに近い言葉です。「Whereas he works fast, she works carefully(彼は速く働く一方、彼女は丁寧に働く)」のようにフォーマルな文脈でよく使われます。



「whereas」はwhileの対比用法に近い、フォーマル版ですね。
meanwhile(ミーンホワイル)
「meanwhile」は「その間に・一方では」という意味の副詞です。「Meanwhile, back in Tokyo…(一方、東京では…)」のように、別の場面や状況に切り替えるときによく使われます。



「meanwhile」はニュースや物語での場面転換によく出てきますね。
whileの対義語
whileの対義語としては下記のものがあります。
immediately(イミーディアトリー)
「a while(しばらく)」に対する対義語として、「immediately(すぐに・直ちに)」が挙げられます。「Wait a while(しばらく待って)」に対し「Do it immediately(すぐやって)」のように、時間の感覚が正反対です。



「a while」と「immediately」は時間感覚の真逆ですね。
whileの豆知識・ちょっといい話
whileをもっと楽しめる、ちょっとした小話を紹介します。
「worth your while」はビジネスで使える慣用句
「worth your while」は「あなたの時間の価値がある=やる価値がある」という意味の慣用句です。
「It’s worth your while to attend the seminar(そのセミナーに参加する価値はありますよ)」のように、投資する価値があることを伝える表現です。「a while」が「しばらくの時間」を意味することから、「その時間を使う価値がある」という意味が生まれました。ビジネスシーンでの提案や説得でも活躍します。



「worth your while」はビジネスで使えるいい表現ですね。
「once in a while」は頻度を表す便利フレーズ
「once in a while」は「たまに・ときどき」という意味の慣用句で、頻度を表すフレーズとして非常によく使われます。
「I eat sushi once in a while(たまに寿司を食べます)」のように、「always(いつも)」でも「never(決して〜ない)」でもない、ゆるい頻度を表すのにぴったりです。日常会話でも文章でも使いやすく、英語の頻度表現の定番フレーズです。



「once in a while」、日常会話でそのまま使えますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。「while」は同時進行・対比・名詞と1語で3役こなす便利な英単語です。慣用句とあわせて使い方をマスターすると、英語表現がより豊かになります。ぜひ意識して使ってみてください。