今回は「お借りする」の言い換え表現を紹介します!
「お借りする」は相手から何かを借りる時に使う謙譲語です。
この言葉は、フォーマルな言葉に分類され、フランクな日常会話ではあまり使用しません。
この記事では「お借りする」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
お借りするとは?意味は「借りるときに相手に敬意を払う言葉」
「お借りする」の意味=何かを借りるときに相手に敬意を払う言葉
ほとんどのビジネスシーンで問題なく使える言葉といえるでしょう。

お手持ちのペンをお借りしてもよろしいですか?
お借りするの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは「お借りする」のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①お借りさせていただく


「お借りさせていただく」=「借りるの謙譲語」の意味
目上の人に対して問題なく使える言葉ですが、同格の相手などの場合は固い印象を与える可能性がある言葉といえるでしょう。
例文



お手持ちのペンをお借りさせていただくことは可能でしょうか?
②拝借


「拝借」=「謹んで借りる」の意味
「お借りする」と同じく、「借りる」の謙譲語です。
自分の立場を下に置いて相手への経緯を表している言葉といえるでしょう。
例文



お手持ちのペンを拝借してもよろしいですか?
③貸していただけませんか


「貸していただけませんか」=「貸して」の意味
「貸してほしい」という気持ちに「いただけませんか」と丁寧な文末にすることで、少しだけフォーマルな表現にした言葉といえるでしょう。
例文



お手持ちのペンを貸していただけませんか?
④寸借


「寸借」=「ちょっと借りる」「わずかの額を借りる」の意味
「ちょっと借りる」というカジュアルな表現を丁寧にした言葉といえるでしょう。
例文



お手持ちのペンを寸借してもよろしいですか?
⑤用立てる


「用立てる」=「立て替える」「他人の便に供して役立てる」の意味
主に金銭にまつわる時に使う言葉ですが、物に対しても使う場合があります。
この言葉は「用立ててもらう」とすることで「お借りする」という意味に解釈しています。
例文



お手持ちのペンを1本、用立てていただけないでしょうか?
⑥借用させていただく


「借用させていただく」=「他人の物品や金銭などを一時的に自分のものとして使わせてもらう」の意味
他人の所有物であるものを必要な時に限定して使いたい旨を丁寧に表現する時に使います。
例文



お手持ちのペンを借用させていただけないでしょうか?
⑦融通していただく


「融通していただく」=「必要な物品や金銭を都合してもらう」の意味
借りられるモノの数に限りがある場合に使える言葉といえるでしょう。
例文



お手持ちのペンを融通していただけないでしょうか?
⑧都合していただく


「都合していただく」=「必要な物品や金銭を用意してもらう」の意味
借りられるモノの数に限りがある場合に使える言葉といえるでしょう。
例文



お手持ちのペンを都合していただけないでしょうか?
お借りするの”カジュアル”な言い換え・類語!
「お借りする」のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨貸してください


「貸してください」=「貸して」の意味
「貸してほしい」という気持ちをカジュアルな言葉だけど、少しだけ丁寧に表現した言葉といえるでしょう。
全体の印象としては、言い切りにしていることから「物を借りたいのに上から目線だ」という印象を与える可能性があります。
例文



手持ちのペンを貸してください。
⑩借りてもいいですか


「借りてもいいですか」=「借りたい」の意味
「借りたい」という気持ちをカジュアルな言葉だけど、少しだけ丁寧に表現した言葉といえるでしょう。
例文



お手持ちのペンを借りてもいいですか?
⑪貸して


「貸して」=「相手に必要なものを頼んで渡してもらう」の意味
「借りたい」という気持ちを非常に軽い表現にした言葉です。
例文



持ってるペン貸して!
「お借りする」の豆知識・ちょっといい話
「お借りする」を、もっと面白く知れる小話をまとめました。
「拝借」の「拝」は頭を下げる動作
「拝借」の「拝」は、頭を下げて礼をする動作を表す字です。
つまり拝借は「頭を下げてお借りする」という気持ちを込めた、借りるの謙譲語になります。「拝見」「拝読」の「拝」も同じで、自分を低めて相手を立てる場面で使う字だと知ると、敬語の輪郭が見えてきます。



「拝」に頭を下げる意味があると腑に落ちますね。
「お名前を拝借」はうっかり誤用
「お名前を拝借」は避けたい言い回しだといわれます。
拝借は物や資料、時間などを借りるときの言葉で、名前を借りるという表現にはなじみにくいとされます。名前を聞きたいときは「お名前をうかがえますか」と言うほうが自然です。よく耳にする言い回しほど、当てはまる相手を確かめておくと安心です。



つい言ってしまいそうな言い回しだけに気をつけたいです。
「お手を拝借」は手拍子のお願い
宴会の締めで聞く「お手を拝借」は、手拍子(手締め)をお願いする掛け声です。
ここでの拝借は、物ではなく相手の手を借りる、つまり皆で拍子を合わせてください、という呼びかけです。同じ拝借でも、物を借りる場面と締めの掛け声とで役割が違うのは面白いところです。



あの掛け声も拝借だったなんて、話のタネになりますね。
最後まで読んでいただき、場面に合う言い換えが見つかれば幸いです。