今回は「語彙」という言葉の意味について解説します。
「語彙」とは、ある人や言語が持っている「単語の集まり全体」を表す言葉です。

本をよく読む人は、語彙が豊かだよね。
「語(ことば)」と「彙(あつめたもの)」が合わさり、「言葉を集めたもの」を表す言葉になりました。
この記事では「語彙」の意味や読み方、「単語」との違い、語彙力の正体、類義語・対義語まで深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ。
語彙とは?意味は「単語の集まり全体」
「語彙」の意味=ある人・言語・分野が持つ単語の集まり全体
語彙は、その人が知っている言葉や、ある分野で使われる言葉のまとまりを指します。
読み方は「ごい」。「ごえ」と読むのは誤りなので注意しましょう。
「語彙が豊富」「語彙を増やす」「専門語彙」のように、言葉のストック全体を表す場面で使われます。



「知っている言葉の引き出し全部」が語彙、とイメージすると分かりやすいですよ。
「語彙」と「単語」の違い
「単語」=一つひとつの語/「語彙」=それらの語が集まった全体
単語が一つひとつの言葉を指すのに対し、語彙はその集まり全体を指します。
たとえば「猫」「走る」「美しい」は、それぞれが単語です。それらをたくさん集めたストック全体が語彙にあたります。
たとえるなら、単語は1冊の本、語彙は本棚にある蔵書全体。だから「この語彙の意味は?」ではなく「この単語の意味は?」が正しい言い方です。



単語を覚えるほど、語彙が増えていくんだね。
「語彙力」とは何かと、増やし方
語彙力=言葉をたくさん知り、場面に合わせて使い分けられる力
語彙力とは、たくさんの言葉を知っているだけでなく、適切に使い分けられる力のことです。
語彙力があると、自分の気持ちや考えを正確に、豊かに伝えられるようになります。
増やすには、読書で知らない言葉に出会い、意味を調べて、実際に使ってみるのが近道です。



気になった言葉をメモする習慣、さっそく始めてみよう!
語彙の使い方・例文
「語彙」を使った会話を見ていきましょう。
勉強から日常まで、幅広い場面で使えます。
使用例① 言葉の豊かさをほめる
表現が豊かな人をほめる場面です。



あの人の説明って、いつも分かりやすいよね。



語彙が豊富だから、言いたいことがすっと伝わるんだ。
使用例② 勉強や学習について話す
言葉を増やす取り組みを話す場面です。



作文がうまくなるコツってあるのかな。



読書で語彙を増やすのが、いちばんの近道ですよ。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
使用例③ 専門分野について話す
特定の分野の言葉について話す場面です。



この論文、難しくて読むのが大変…。



専門語彙が多いと、慣れるまで時間がかかるよね。
「語彙」の類義語や対義語
語彙の類義語と対義語についても見ていきましょう。
語彙の類義語
語彙の類義語としては下記のものがあります。
ボキャブラリー
ボキャブラリーは「語彙」の英語そのもので、会話で気軽に使える言い方です。



英語のボキャブラリーを、もう少し増やしたいな。
用語
用語は、ある分野で使われる専門的な言葉を指す言葉です。



業界用語は、最初は戸惑うことも多いですよね。
単語
単語は一つひとつの語を指し、その集まりが語彙という関係になります。



毎日少しずつ、単語を覚えているよ。
語彙の対義語
語彙に正反対の決まった対義語はありませんが、近い言葉として下記が挙げられます。
語彙不足
語彙不足は、知っている言葉が少なく、表現に困る状態を表す言葉です。



感想を聞かれても、語彙不足でうまく言えなかった…。
語彙の豆知識・ちょっといい話
語彙をもっと楽しめる、ちょっとした小話を紹介します。
「彙」という漢字はハリネズミ
「語彙」の「彙」は、もともとハリネズミを表す漢字だったといわれます。
ハリネズミの針がびっしり集まっている様子から、「集める・たぐい」という意味に広がったという説があります。「語彙=言葉を集めたもの」というわけです。難しい漢字にも、こんな由来が隠れているのは面白いところです。



あの漢字に、ハリネズミの意味があったなんて!
「理解できる言葉」と「使える言葉」は別もの
語彙には、意味は分かる「理解語彙」と、自分で使える「使用語彙」の二種類があります。
一般に、実際に使える使用語彙は、意味の分かる理解語彙よりずっと少ないといわれます。だからこそ、覚えた言葉を会話や文章で使ってみることが、語彙力アップのカギになります。



知っているだけじゃなく、使うことが大事なんだね。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
ネットの「(語彙力)」は言葉が出ないほどの感動
SNSで見かける「(語彙力)」は、感動しすぎて言葉が出てこない気持ちを表す表現です。
推しがすてきすぎて「尊い…(語彙力)」のように使われます。逆に、表現が巧みな人を「語彙力おばけ」とほめることもあります。くだけた言い方なので、かしこまった場面では避けるのが無難です。



すごすぎて、もう語彙力が追いつかない…!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。少しずつ語彙を増やして、自分の言葉で豊かに表現できるようになっていきましょう。
退職や転職で悩んでいるあなたへ