今回は「お門違い」という一般用語について解説します!
「お門違い」とは、話の流れから外れたり、目的を見失った状態という意味の言葉です。
会議の話題から外れてる、お門違いな意見だな!みたいに使うよ!
会話や議論の途中で、本題から逸れてしまい、関係のない話題になった状態を「お門違い」と言います。
特定の目的や目標が忘れられ、別の方向に進んでしまっている、と言う意味です。
江戸時代に寺社仏閣に訪れた際に、本来行きたかった寺社仏閣とは違う場所へ入ってしまったことが発祥です。
この記事では「お門違い」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
お門違いとは?意味は「ピンポイントで間違った家や人、方向に行くこと」
「お門違い」の意味=ピンポイントで「人や家や方向」を間違える事
お門違いとはピンポイントで「人や家や方向」を間違える事という意味の一般用語です。
大体の方向や方角を間違えた場合は「見当違い」と言いますが、「お門違い」は「見当違い」よりもピンポイントで、間違ったことをしたりされたとき、あるいは言ったりいわれたときに使用されます。
「お門違いも はなはだしい」と使った場合は、「私(又は誰々)に〜するのは間違っている」と特定の人をさしますが、「見当違いも はなはだしい」と使った場合は、「その判断は間違っている」と言う意味です。
ちゃんと狙いが有って、そこから外れるってことなんだね!
「お門違い」の意味の中に、「物事のまちがった方向を目ざすこと。見当違い」と有り、「お門違い」の中に「見当違い」も入っています。
間違いの指摘する時は、「お門違い」のほうがシビアな印象です。
お門違いの発祥や元ネタは「江戸時代の寺社仏閣を間違えた」
「お門違い」の元ネタ、発祥=江戸時代に寺社仏閣の行先を間違えた
江戸時代になると寺社仏閣にお参りに行くことがブームになりました。
「この神社にお参りに行こう!」と決めて出かけたら、途中の行商や店舗の客引きに合い、行きたかった神社に行けない事がありました。
神社の門をくぐりたかったのに、客引きによって店の門を通らされる事から、「お門違い」と言う言葉が出来ました。
客引きに引っ張られて、違う門を通らされた事なんだ
お門違いの使い方・例文
「お門違い」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
①道理から外れている「お門違い」
なんだこの商品、1回使ったら壊れたぞ!
おじいちゃんが壊したくせに、文句を言うのはお門違いだよ。
②一人を責める「お門違い」
あぁまたミスして皆に迷惑をかけてしまった。
ミスはチーム全員の責任、彼だけ責めるなんてお門違いです。
③お願いする「お門違い」
営業先間違ってない?うちは競合だよ。
お願いするのはお門違いかも知れませんが、是非ご検討お願いします。
お門違いの類義語や対義語
お門違いの類義語と対義語についても見ていきましょう!
お門違いの類義語
「お門違い」の類義語としては下記のものがあります。
見当違い
見当違いだったら申し訳ないですが、A社はいかがでしょうか
筋違い
私に苦情を言うのは筋違いだわ
郵便局の筋違いに交番がありますよ
的外れ
担当じゃ無い私を非難するのは、的外れだ
お門違いの対義語
「お門違い」の対義語としては下記のものがあります。
的確
彼氏が出来たわ!的確なアドバイス有難う!
正確
大よそ6時位です。 正確には6時2分前です
適格
この大切な仕事は私ほど適格な者は居ない