万力とは?意味・読み方|名前の由来・使い方|バイス・クランプとの違いも解説

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今回は「万力」という言葉の意味について解説します。

「万力」とは、材料を挟んでがっちり締めつけ、動かないように固定する工具です。

作業台に付いている、ハンドルを回して挟むあの道具が万力ですね。

「万人力(一万人の力)」の意味から付いた名前とされ、英語では「バイス」と呼ばれます。

この記事では「万力」の読み方や意味、名前の由来、種類、「バイス」「クランプ」との違い、類義語まで深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ。

目次

万力とは?意味は「物を挟んで固定する工具」

「万力」の意味=材料を挟み、ねじで締めて固定する工具

万力は、向かい合った口金(くちがね)の間に材料を挟み、ねじの力で締めつけて固定する工具です。

読み方は「まんりき」。切る・削る・磨くといった作業のときに、材料が動かないよう押さえておく役目を持ちます。

両手を自由に使えるようになるため、DIYや金属加工の現場で欠かせない道具です。

そこから転じて、「万力のような握力」のように、強くて離さない力のたとえとして使われることもあります。

材料をしっかり挟んでくれるから、作業が安全で正確になるんですね。

万力の語源・名前の由来

「万力」の由来=「万人力(一万人の力)」の意味からとされる

万力という名前は、「万人力(ばんにんりき)=一万人分の力」の意味から付いたとされています。

一万人がかりのように強い力で締めつけて固定できる、という締付け力の強さを名前で表した言葉です。

これは国語辞典が示す語源で、由来には諸説ある点はおさえておきましょう。

「一万人の力」だなんて、ずいぶん力強い名前なんだね。

万力の種類と「バイス」「クランプ」との違い

万力(バイス)=台に固定して材料を挟む/クランプ=材料と台を一緒に挟む

万力は英語で「バイス(vise)」と呼ばれ、それ自体を作業台に固定して使うのが特徴です。

作業台にボルトで据え付ける「横万力」、手で持つ小型の「手万力」、ねじで簡単に挟む「シャコ万力」など、用途に応じた種類があります。

よく似た「クランプ」は台座を持たず、材料と作業台をまとめて挟んで仮どめする道具で、万力より手軽に使えます。

台に固定するのが万力、その場で挟むのがクランプ、と覚えればよさそうだ。

万力の使い方・例文

「万力」を使った会話を見ていきましょう。

工具としての使い方から、力の強さのたとえまで幅広く使えます。

使用例① DIY・木工で材料を固定する

板や角材を押さえて、のこぎりややすりをかける場面です。

板がぐらついて、まっすぐ切れないよ…。

万力で挟んで固定すると、手が両方使えて切りやすくなりますよ。

使用例② 金属加工で部品を挟む

金属パーツを削ったり、ねじ穴を立てたりする場面です。

この小さな金具、手で持ったままだと加工しづらくて。

万力にしっかり挟んでから作業すると、安全で仕上がりもきれいになります。

使用例③ 力の強さのたとえとして使う

強くて離さない力を、万力にたとえる場面です。

あの選手の握手、すごい力だったね。

まるで万力のような握力だったよ。手が痛いくらい。

「万力」の類義語や対義語

万力の類義語と対義語についても見ていきましょう。

万力の類義語

万力の類義語としては下記のものがあります。

バイス

バイスは、万力の英語名そのもので、ほぼ同じ意味を表します。

カタログでは「バイス」と書かれていることも多いです。

クランプ

クランプは、締め付けて固定する締め具で、台座がなく仮どめに向いた道具です。

接着剤が固まるまで押さえておくときに便利ですね。

シャコ万力(C型クランプ)

シャコ万力は、C字の形をした枠をねじで締めて挟む、簡易な固定具です。

万力の仲間で、手軽に使えるのが魅力です。

万力の対義語

万力に正反対の決まった対義語はありませんでした。

「挟んで固定する道具」という性質上、はっきり反対の言葉を立てにくい言葉だといえます。

万力の豆知識・ちょっといい話

万力をもっと深く知れる、ちょっとした小話を紹介します。

名前の「万」は“一万人の力”を表している

「万力」の「万」は、一万人がかりのような強い力で締められる、という意味からきているとされます。

国語辞典では「万人力の意から」と説明されており、道具の力強さをそのまま名前にした言葉だとわかります。たった一台で材料をびくともしないよう固定する様子を思えば、納得のネーミングですね。

道具の名前に、こんな由来が隠れているなんて面白い。

英語の「バイス」の語源は“ぶどうのつる”

万力の英語「バイス(vise)」は、ラテン語で「ぶどうのつる」を表す言葉にさかのぼります。

つるがらせん状に巻きつく様子が、ねじで締める仕組みのイメージにつながり、「ねじで締める工具」を指すようになったとされています。何気ない工具の名前にも、植物にたとえた昔の人の発想が残っているのですね。

つるが巻きつく形から、ねじを連想したというわけだね。

明日から使えるプチ知識:作業台に据え付けて材料だけを挟むのが「万力(バイス)」、台ごと挟んで仮どめするのが「クランプ」。固定のしかたで呼び分けると迷いません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。工具の正体がわかったところで、DIYや工作の場面で万力を活用してみてください。

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