ほくそ笑むとは?意味・類語|例文・語源|由来・対義語・使い方も紹介!

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今回は「ほくそ笑む」という言葉について解説します!

「ほくそ笑む」とは、ひそかにほほ笑むという意味の言葉です。

「思い通りに事が運んでほくそ笑んだ。」みたいに使うよ!

「ほくそ笑む」は中国の故事「塞翁が馬」に由来します。

この記事では「ほくそ笑む」という言葉の詳しい意味や由来、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

「ほくそ笑む」とは?意味は「ひそかにほほ笑む」

「ほくそ笑む」の意味=ひそかにほほ笑む

「ほくそ笑む」とはひそかにほほ笑むという意味の言葉です。

「ほくそ笑む」と聞いてどのような笑みを想像するでしょうか。

ほくそ笑む(自作画像)

他人が失敗したときや悪だくみが成功したときの「フッ」というちょっと嫌味な笑いが「ほくそ笑む」だと思う方も多いのではないでしょうか。しかし必ずしも悪い笑みだけを指すのではありません。

思い通りに事が運んだときや期待した結果が得られたときなど、ついついこっそりニヤっとしてしまうことってありますよね。そのようにひそかにほほ笑むことや満足そうにほほ笑むことも「ほくそ笑む」といいます。

「ほくそ笑む」は人を嘲笑ったりせせら笑ったりするときに使われがちですが、由来を知ればそれだけでないことがわかります。

「ほくそ笑む」は人知れずほほ笑むことで悪い意味だけじゃないんだね!

「ほくそ笑む」の由来は中国の故事「塞翁が馬」

「ほくそ笑む」の由来、語源=中国の故事「塞翁が馬」

「ほくそ笑む」は中国の故事「塞翁が馬」に由来します。

「ほくそ笑む」は「北叟(ほくそう)笑む」が変化したもの。「北叟」とは「北方に住む老人」のことをいい、「塞翁が馬」の老人「塞翁」のことを指します。その塞翁が幸せな時も不幸せな時も達観していつも悠然とほほ笑んでいたことが由来とされています。

鎌倉時代の仏教書「妻鏡」では「ほくそわらひ」、室町時代の書物「源平盛衰記」にも「ほくそ咲(え)みて」とあり、古くから使われてきた表現であることがわかります。

「ほくそ笑む」は「北叟の笑み」だったんだね。

「ほくそ笑む」の使い方・例文

「ほくそ笑む」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①

新入社員のあの子、すごく成長したよね。

そうだね。採用した上司も期待通りでほくそ笑んでるんじゃないかな。

使用例②

○○さん、一人でなにニヤニヤしてるんだろう・・・

○○さんがほくそ笑むのは投資でひと山当てたときだよ。

使用例③

あいつまた面接落ちたらしいぜ。

人の失敗を聞いてほくそ笑むなんてダメだよ。

「ほくそ笑む」の類義語や言い換え、対義語

ほくそ笑むの類義語と対義語についても見ていきましょう!

ほくそ笑むの類義語や言い換え

ほくそ笑むの類義語や言い換えとしては下記のものがあります。

盗み笑い

面白かったのに皆が笑わなかったから思わず盗み笑いしちゃったよ。

忍び笑い

笑っちゃ悪いと思ったんだけど、ついつい忍び笑いしちゃったわ。

にんまり

○○さんにんまりしちゃって・・・なにかいいことあったのかな。

「ほくそ笑む」の対義語

「ほくそ笑む」の対義語はありませんが、「ほくそ笑む」がひとり静かにほほ笑むことなら「大笑いする」「爆笑する」が正反対の行為といえるでしょう。

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