今回は「どうしても」の言い換え表現を紹介します!
「どうしても」は「どのような方法を使っても」というときに使う言葉です。
この言葉は、比較的カジュアルな言葉に分類され、フォーマルな場面ではあまり使用されません。
この記事では「どうしても」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
どうしてもとは?意味は「実現したい願望へのつよい決意」
「どうしても」の意味=実現したい願望へのつよい決意のこと
「どうしても」には、「どうしても適わない相手」など、打ち消しを表現する意味合いもあります。
また、「どうしてもサボってしまう」など、そうなりがちなことを表現する場合にも用いられる言葉です。

どうしてもこのプロジェクトの締め切りを守らなくてはなりません!
どうしてもの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは「どうしても」のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①是が非でも


「是が非でも」=「何としても」の意味
ビジネスシーンに最も適した言葉といえるでしょう。
同じ漢字を使った違う表現に「是非とも」がありますが、「是が非でも」より強調の度合いが弱くなっています。
例文



是が非でもこのプロジェクトの締め切りを守らなくてはなりません!
②不可避


「不可避」=「避けて通れないこと」の意味
他の方法が全く無いという状況に使える言葉といえるでしょう。
例文



このプロジェクトの締め切り厳守は不可避です!
③誓って


「誓って」=「必ず」「絶対に」の意味
社外的あるいは目上の人に対して「絶対」を表現する時に使える言葉といえるでしょう。
例文



このプロジェクトの締め切りは、誓って守らなくてはなりません!
④必ずや


「必ずや」=「必ず」の意味
「必ず」をさらに強調した言葉です。
強調したい度合いによって、「必ず」と「必ずや」を使い分けることができます。
例文



このプロジェクトの締め切りは、必ずや守らなくてはなりません!
⑤必定(ひつじょう)


「必定」=「そうなることが決定的であること」の意味
書き言葉とすることがよい言葉といえるでしょう。
例文



このプロジェクトの締め切り厳守は必定です!
⑥如何なる手段をもってしても


「如何なる手段をもってしても」=「どんな手段を使っても」の意味
ビジネスシーンで窮地に追い込まれた時に多く使われる言葉といえるでしょう。
例文



如何なる手段をもってしても、このプロジェクトの締め切りを守らなくてはなりません!
⑦いずれにしても


「いずれにしても」=「それまでの意見に決着をつけ結論を決める」の意味
「やる/やらない」など、2つの選択肢がある場合に使える言葉です。
例文



いずれにしても、このプロジェクトの締め切りを守らなくてはなりません!
⑧断じて


「断じて」=「どんなことがあっても」の意味
同じ意味を持つ言葉に「決して」がありますが、「断じて」の方がより内容を強調する言葉になっています。
「断じてそのようなことはございません」などのように、謝罪の言葉の一部として使うこともあります。
例文



このプロジェクトの締め切りは、断じて守らなくてはなりません!
⑨強って(たって)


「強って」=「是非」の意味
話し言葉として使われることが多い言葉といえるでしょう。
例文



どうしてもこのプロジェクトの締め切り厳守は、社長強っての願いです!
絶対に厳守しましょう。
⑩どんな手段を使っても


「どんな手段を使っても」=「何としてでも」の意味
正攻法だけではない印象を与える可能性のある言葉です。
いらぬ誤解を招かないためにも、社内に限定して使うようにした方がよいでしょう。
例文



どんな手段を使ってもこのプロジェクトの締め切りを守らなくてはなりません!
どうしてもの”カジュアル”な言い換え・類語!
「どうしても」のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑪何としても


「何としても」=「どんなことをしても」の意味
事態の緊迫感が薄く感じられる言葉なので、使う場合は社内もしくは非公式な場に限定したほうがよいでしょう。
例文



このプロジェクトの締め切りは、何としても守らなくては!
⑫何が何でも


「何が何でも」=「どんなことがあっても」の意味
「何としても」より緊迫感はありますが、どこか軽い印象を与える可能性がある言葉です。
使う場合は社内もしくは非公式な場に限定したほうがよいでしょう。
例文



このプロジェクトの締め切りは、何が何でも守らなくては!
⑬絶対に


「絶対」=「必ず」の意味
日常的に安易い使いがちな言葉なので、ビジネスシーンに不向きな言葉です。
使う場合は、非公式な場や同期間などに限定したほうがよいでしょう。
例文



このプロジェクトの締め切りは、絶対に守らなくては!
⑭間違いなく


「間違いなく」=「誤ることなく」の意味
「間違いなく=誤ることなく=確実に」という段階を踏んだ解釈をしています。
例文



このプロジェクトの締め切りは、間違いなく守らなくては!
⑮ガチで


「ガチ」=「本気」の意味
「ガチ」は日常的に使われている言葉のため、ビジネスシーンには不向きな言葉です。
使う場合は、非公式な場や同期間などに限定したほうがよいでしょう。
例文



このプロジェクトの締め切りは、ガチで守るぞ!
どうしてもの豆知識・ちょっといい話
「どうしても」を、もっと面白く知れる小話を紹介します。
「どうしても」の漢字表記は「如何しても」
「どうしても」の正式な漢字表記は「如何しても」で、「如何(いかが)」に由来します。
「如何(どう)する」という動詞の連用形「し」に、逆接の接続助詞「ても」が付いた構造です。「どんな方法をとっても」という意味が転じ、現在は「絶対に」「何が何でも」という強い意志や否定を表す副詞として定着しています。



「如何しても」と書くのですね。普段ひらがなで書いているとなかなか気づかない由来ですね。
意志力は「筋肉」のように鍛えられる
「どうしてもやり遂げたい」という意志力は、筋肉と同じように疲労し、また鍛えることができます。
心理学者ロイ・バウマイスターの研究(『WILLPOWER 意志力の科学』)によれば、意志力は使いすぎると消耗しますが、適切な休息と訓練を繰り返すことで強化できるとされています。「どうしても達成したい目標」があるときは、休息も計画に含めることが大切です。



意志力を鍛えられるなんて、何事も諦めなければ強くなれるということですね。
「どうしても」は正・否定で意味が真逆になる副詞
「どうしても」は後ろに肯定語が来るか否定語が来るかで、意味がまったく変わる珍しい副詞です。
「どうしても行きたい」(肯定)は「何があっても行きたい」という強い意欲を表し、「どうしても間に合わない」(否定)は「どんな努力をしても不可能だ」という諦めを表します。同じ言葉でも後続の表現次第でニュアンスが180度変わるのが「どうしても」の面白いところです。



同じ言葉なのに意味が逆になるとは、日本語ってやっぱり奥が深い。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。場面に合う言い換えが見つかれば幸いです。