今回は「吟味」という言葉の意味について解説します!
「吟味」とは、物事を念入りに調べ、よく確かめて選ぶことです。

素材を吟味して選んだから、味には自信があるよ。
読み方は「ぎんみ」で、料理や買い物、言葉選びなど、さまざまな場面で使われます。
この記事では「吟味」の詳しい意味や語源、使い方、類義語・対義語まで深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
吟味とは?意味は「念入りに調べて選ぶこと」
「吟味」の意味=中身や質をよく調べ、ていねいに選ぶこと
吟味は、よいものを選ぶために、中身や質をじっくり確かめることを表す言葉です。
「食材を吟味する」「言葉を吟味する」のように、ていねいに選ぶ場面で使われます。
ただ調べるだけでなく、その上でよりよいものを選び取るという、前向きな意味合いがあります。
読み方は「ぎんみ」で、料理店のメニューや商品の説明などでもよく見かけます。



よく調べて、ていねいに選ぶことなんだね。
吟味の語源・由来は詩歌の鑑賞にある
「吟味」の語源=詩歌を「吟じて」趣を「味わう」こと
吟味のもとの意味は、詩歌を声に出して吟じ、その趣をじっくり味わうことでした。
「吟」は詩を吟ずること、「味」は物事のおもむきを味わうことを表します。
そこから「じっくり確かめる」という意味が生まれ、今の使い方につながりました。
江戸時代には、罪状を調べる意味でも使われるなど、幅広い場面で用いられてきました。



もとは詩を味わう、風流な言葉だったんだ。
吟味の使い方・例文
「吟味」を使った会話を見ていきましょう。
料理や買い物、言葉選びの場面で使えます。
使用例① 食材を選ぶ
料理のために、よい材料を選ぶときの使い方です。



このお店、どうしておいしいのかな。



産地まで吟味した素材を使っているらしいよ。
使用例② 買い物で選ぶ
じっくり比べて買うものを決めるときに使います。



新しい家電、もう決めた?



いま、口コミを吟味しているところなんだ。
使用例③ 言葉を選ぶ
文章や発言を、ていねいに整える場面でも使われます。



このメール、ずいぶん時間をかけてたね。



大事な相手だから、言葉を吟味して書いたよ。
「吟味」の類義語や対義語
吟味の類義語と対義語についても見ていきましょう。
吟味の類義語
吟味の類義語としては下記のものがあります。
精査(せいさ)
精査は「細かいところまでくわしく調べる」という意味で、吟味と近い言葉です。



提出前に、数字をもう一度精査しておきます。
検討(けんとう)
検討は「よく調べて、どうするか考える」ことを表す言葉です。



その案は、前向きに検討させてもらうよ。
厳選(げんせん)
厳選は「きびしい基準で、よりすぐって選ぶ」ことを表します。



厳選した品だけを並べているお店なんだ。
吟味の対義語
吟味の対義語としては下記のものがあります。
おざなり
おざなりは「その場しのぎで、いいかげんに済ませる」ことを表す言葉です。



確認をおざなりにして、あとで困ってしまった。
ずさん
ずさんは「やり方が雑で、いいかげんな」様子を表す言葉です。



ずさんな準備だったと、あとで反省したよ。
吟味の豆知識・ちょっといい話
吟味をもっと深く知れる、ちょっとした小話を紹介します。
もとは詩を味わう風流な言葉
吟味のはじまりは、詩歌を声に出して吟じ、そのおもむきを味わうことでした。
「吟」は詩を吟ずる、「味」は趣を味わうという、風流な意味を持つ字の組み合わせです。じっくり味わう姿勢が、やがて「ていねいに調べて選ぶ」という今の意味へと広がっていきました。



言葉の始まりが、風流なのはすてきだね。
江戸時代は「取り調べ」の意味だった
江戸時代には、吟味は「罪状をじっくり取り調べる」という意味で使われていました。
奉行所には「吟味方(ぎんみがた)」という、事件を調べて事実を明らかにする役職もありました。詩を味わう言葉が、裁きの場の専門語にもなったのは、言葉の歩みの面白いところです。



時代によって、意味が変わってきたんだね。
グルメの世界で大活躍
今の吟味は、料理や食材の世界で特によく見かける言葉です。
「吟味した素材」「厳選し吟味した一品」という形で、お店のこだわりを伝える言い回しとして定着しています。お客さんに「ていねいに選んでいる」という安心感を届ける、便利な言葉として親しまれています。



「吟味した」と聞くと、おいしそうに感じるね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。意味をつかんで、「吟味」をこだわりや心づかいを伝える言葉として使ってみてください。