十八番とは?意味・由来|言い換え・使い方|語源・同義語も紹介!

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今回は「十八番」という一般用語について解説します!

「十八番」とは、最も得意またはよくする動作や口癖を表す言葉です。

「この歌、十八番です」みたいに使うのよ!

歌舞伎から生まれた「十八番」はとても昔からある言葉でした。

意外と知らない「十八番」。言葉の意味や発祥には思わず「そうなんだ!」というような事柄もありました。また、使われ方なども深堀しています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

「十八番」とは?意味は「得意です!」という言葉

「十八番」の意味=もっとも得意、又はよくする動作、行動や口癖

「十八番」とは自身やその対象の方が最も得意とする事を指す意味の一般用語です。

また、よくする行動や口癖の事も意味します。自身やその対象の方の口癖、手癖、頭をかくなどの動作。また、遅刻・寝坊など「あの人の十八番だもんね」などと使われます。

カラオケに行くと「十八番」という言葉は耳にする事もあるのではないでしょうか?年配の方は盛り上がったタイミングで自身の得意な曲を披露する時に「十八番歌っちゃおうかな~」などと言ったりします。

カラオケに限らず料理やゲーム、趣味などでも使われます。得意という意味合いではポジティブな言葉として使われる言葉です。

しかし、ネガティブな意味合いで「十八番」を使う場合もあります。上記で述べた動作や口癖はあまり良い意味合いでは使っていません。なので、ポジティブにもネガティブにも使われる言葉です。

類義語として得意、特技があります。現在は得意なことを「十八番」という方のほうが少ないと思われます。目上の方に自身の特技等を「十八番」と言ってみるのも面白いかもしれません。

得意なことや動作や口癖を意味してたんだね!

「十八番」の発祥は「歌舞伎」が関係していた

「十八番」の元ネタ、発祥=歌舞伎で十八番は家系の代表を言っていた

歌舞伎
出典: https://www.irasutoya.com/search?q=%E6%AD%8C%E8%88%9E%E4%BC%8E

「十八番」は「オハコ」、または「ジュウハチバン」と読みます。歌舞伎で「十八番」は得意演目を指しています。

「オハコ」が初めて出たのは1831年でした。1815年~1831年にかけて書いた紙上の歌舞伎「正本製(しょうほんじだて)」の中で出てきます。

1832年、歌舞伎俳優の市川團十郎が「市川家はこれが得意です」と発表したのが「歌舞伎十八番」です。「歌舞伎十八番」は得意演目18作品を集めたものです。ここから「十八番」という言葉が流行表現になっていきました。

「ジュウハチバン」から「オハコ」への過程は、市川家が得意な台本を「十八番」と呼んでいました。十八番はむやみに演じてはいけないとし、箱に保管。ここから「御箱(オハコ)」と呼ぶようになった説があります。

また、何故「18」なのかは色んな説があります。武士が身に着ける武芸の数が18。阿弥陀如来が仏になる修行で18番目の誓いが最も突出していたことからともあります。これが「得意」を表すルーツになったと考えられます。「18」という数字には意外と意味があったんですね。

この時代に特別歌舞伎が流行して、「十八番」が広まった訳ではありませんでした。市川団十郎は代々受け継がれるもので現在でいう有名人でした。有名人が使った言葉だから、「十八番」が広まったのではないかとも思われます。

「十八番」は箱に保管から来たのか

「十八番」の使い方・例文

実際に「十八番」が、どのように使われているか例文を紹介します。

使いやすい言葉です。ぜひ使ってみてください。

①カラオケで使える「十八番」

「私はこの歌得意!」という時に使える例文です。

次だれ歌う~?

じゃあ私、十八番入れるわ

あなたのこれ私すきよ!

また、趣味でも使える例文も紹介します。

本当に君のカレーはおいしいんだよな~

カレーは私の十八番だもん!

②ゲームで使える「十八番」

アクションゲームなどで使える十八番です。

なかなか手強いな

そろそろ十八番いっちゃいますか

くそ~、負けた~

得意なアクションを繰り出す時に使えます。

③遅刻、欠勤で使われる「十八番」

学校や会社で使われている例文です。

今月遅刻、何回目だとおもっているんだ!

すみません、気を付けます

遅刻が十八番化してるな

あまり良い意味で使われていませんが、上記の使われ方もあります。

「十八番」は使いやすいですが、相手を思い、使うべきか判断する必要もあると思われます。

「十八番」の類義語や対義語

「十八番」の類義語・対義語も色々とあるので見ていきましょう!

「十八番」の類義語

「十八番」の類義語には下記のものがあります。

得意

得意は類義語になります。現在は十八番よりも得意と使われることが多いと思われます。

私の得意科目は数学です。

御家芸

「御家芸」とは、その家系に伝わる伝統芸を指します。

簡単な説明にすると、その分野で得意な芸です。現在は、「その人の特技」を意味しています。

今の凄い職人技みたい!

当社の御家芸です

悪癖

「悪癖」とは悪い癖の事を言います。例文③の状態を指します。

食べ過ぎじゃない?って言ってたのに!

悪癖だって分かってるんだけどね~

長所

長所は自身やその対象の方の良い所です。十八番が得意を意味する事から = 良い所とも言えます。なので、長所も類義語とされます。

長所は元気なところで~す

特技・得意技

特技や得意技も類義語に当たります。

特技は編み物です。

エキスパート

「エキスパート」とは、その分野で高い知識や技術を持ち合わせていることを言います。

あれはエキスパートじゃなきゃ出来ない

「十八番」の対義語

「十八番」の対義語には下記のものがあります。

不得意

「得意」の対義語ですが、「十八番 = 得意」を意味することから「不得意」は対義語に当たります。

勉強は不得意ですが頑張ります!

苦手

「苦手」も不得意と同じように、十八番 = 得意を意味するので対義語に当たります。

ピーマン苦手~

短所

長所が類義語に当たることから、短所は対義語と思われます。

短所は元気が良すぎる所で~す

「十八番(おはこ)」の豆知識・ちょっといい話

「十八番(おはこ)」を、もっと面白く知れる小話を紹介します。

「おはこ」のもう一つの由来は「箱書き」

「おはこ」の語源には、台本を箱にしまった説のほかに、骨董の「箱書き」から来たとする説もあります。

江戸時代、価値ある書画や茶器は箱に納め、鑑定家が「これは本物」と署名した「箱書き」を添えました。そこから、本物と認められた芸を「おはこ」と呼ぶようになった、という見方です。「太鼓判を押された得意技」というニュアンスが感じられます。

「お墨付きの芸」って意味だと思うと、ちょっと格好いいね!

「おはこ」の字は團十郎の発表より前に登場していた

「十八番」を「おはこ」と読ませた例は、市川團十郎が歌舞伎十八番を公表する前から見つかっています。

戯作者・柳亭種彦の『正本製(しょうほんじたて)』には、團十郎が天保3年(1832年)に演目を世に出すより前に、すでに「十八番=おはこ」の読みが使われていました。歌舞伎をきっかけに広まりつつ、読み方は別ルートでも育っていたと考えられます。

歌舞伎だけが出どころ、とは言い切れないんだね。

明日から使えるプチ知識:「十八番」は得意なことだけでなく、遅刻ぐせのような「いつものクセ」を半ば呆れ気味に指す使い方もあるので、相手や場面を見て使い分けると安心です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。「十八番(おはこ)」の意味や由来がつかめたら、自分の得意なことを紹介する場面などで、さらりと使ってみてください。

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