今回は「とりあえず」の言い換え表現を紹介します!
「とりあえず」は、以下の2つの意味を持つ言葉です。
- 他に何する暇もなく。たちどころに。すぐに。
- まず第一に。即座に。他のことは差し置いて、そのことをまず最優先するさま。
この言葉は、比較的カジュアルな言葉に分類され、フォーマルな場面ではあまり使用しません。
この記事では「とりあえず」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
とりあえずとは?意味は「たちどころに・まずさしあたって」
「とりあえず」の意味=たちどころに・まずさしあたって
「とりあえず」は漢字では「取り敢えず」と表記されます。
多くの場合、「状況を一旦しのぐ」というニュアンスで使われる言葉です。

取り敢えずやっときます!みたいな感じで使うよ!
とりあえずの言い換え10語!
とりあえずの言い換え言葉を見ていきましょう。
言い換え①取り急ぎ(とりいそぎ)
取り急ぎ=「とりあえず急いで」という意味
ビジネスシーンで使用する場合は
という意味になります。
「取り急ぎ」の例文
- 仕事の最中に急なお客様の来訪に備え、とりいそぎ準備を進めました。
- 会議の準備が間に合わなかったので、とりいそぎ必要な資料を印刷しました。
- 災害発生時には、とりいそぎ安全な場所に避難することが重要です。
言い換え②差し当たって(さしあたって)
さしあたって=「未来は変わる可能性があるが、現在のところは」という意味
主に緊急の問題に対し、先の事が不明瞭な場合に使用される言葉なので
- 物事の方向性が確定している場合
- 結論が出ている場合
などには使用しないので注意です!
「さしあたって」の例文
- さしあたって、最優先で問題を解決する必要があります。
- さしあたっては、予算の確保が最も重要な課題です。
- さしあたっては、緊急の対応策を考えるべきです。
言い換え③一旦
一旦=「しばらくの間。一時的に」という意味
物事の経過中、進行中に一段落したり区切りをつけたりする際に使用する言葉です。
「一旦」の例文
- 一旦、会議を中断して、状況を再評価しましょう。
- 一旦、計画を見直してから、次のステップを進めましょう。
- この問題は一旦、専門家に相談するべきです。
言い換え④一先ず(ひとまず)
ひとまず=「その時点で一段落の区切りをつけること」という意味
「ひとまず」の例文
- ひとまず、お茶でも飲んでリラックスしましょう。
- ひとまず、新しいアイデアを試してみることにしました。
- ひとまず、目標達成に向けてスケジュールを立てました。
言い換え⑤まず
まず=「ほかのより先。最初。」という意味
「まず」の例文
- 新しいプロジェクトを始める前に、まず計画を立てましょう。
- まず、チームの協力を得るためにコミュニケーションを図ります。
- まず、問題を解決するためのアイデアを出し合いましょう。
言い換え⑥一応
一応=「十分ではないが、ひととおり、念のために。」という意味
一応は
- 十分とは言えないものの、必要最低限の条件は満たしているさま
という意味も持っています。
どちらも使い手側が不安な場合に使用される言葉で、
- いい加減
- 信用されていない
という印象を相手に与えてしまうので、ビジネスシーンでの使用には特に注意が必要です。
また、「一応」は上司や取引先など目上の人に対しての使用は控えましょう。
「一応」の例文
- 一応、そのアイデアは検討する価値があるかもしれません。
- 一応、この書類は提出済みですが、再確認しておくべきかもしれません。
- 一応、彼の言葉を信じてみるつもりです。
言い換え⑦なにはさておき
なにはさておき=「ほかのことは後回しにしても、まず第一に。」の意味
「なにはさておき」の例文
- なにはさておき、今日はお祝いの日ですから、楽しんでください。
- なにはさておき、現在の問題について話し合いましょう。
- なにはさておき、私たちの目標は成功することです。
言い換え⑧急いで
急いで=「早く目的を達するように行動する。早くやろうとする。」の意味
「急いで」の例文
- 予定が詰まっているので、急いで仕事を終わらせる必要があります。
- 今、急いで会議室に行かなければなりません。
- 今晩の飛行機に乗るために、急いで空港に向かいました。
言い換え⑨すぐに
すぐに=「時を置かず、ただちに。」の意味
「すぐに」の例文
- この問題はすぐに対処しなければなりません。
- すぐに新しいプロジェクトを開始しましょう。
- 重要なメールが届いたので、すぐに確認しました。
言い換え⑩たちどころに
たちどころに=「その場で。ただちに。」の意味
「たちどころに」の例文
- 新しいアイデアが浮かび上がり、チームの創造力はたちどころに高まりました。
- 彼の迅速な判断力により、危機はたちどころに解決されました。
- その問題は専門家のアドバイスによりたちどころに解決しました。
とりあえずの豆知識・ちょっといい話
「とりあえず」を、もっと面白く知れる小話を紹介します。
「取り敢えず」――もとは命がけの言葉だった
「とりあえず」の漢字表記は「取り敢えず」で、もとは「必要な荷物も持てないほど慌てて出発するさま」を表す緊迫した言葉。
語源は「取るものも取り敢えず」という表現で、初出は14世紀後期の軍記物語『太平記』にまで遡ります。「敢えず(あえず)」は「することができない」という打消しの意味。つまり「必要なものを取り上げる暇もない」という緊迫した状況を指していた言葉が、現代では「まず第一に」というカジュアルな口癖に落ち着きました。



太平記の時代から続く言葉とは、日本語って奥が深いですね。
「とりあえずビール」が広まったのは高度経済成長期
「とりあえずビール」という文化は1950年代のビール大衆化を起点に、1970〜80年代の外食産業の拡大とともに日本の居酒屋文化に定着した。
それまでの宴席では燗酒が主役でしたが、ビールは注文後すぐに出てくる手軽さが受け、「場を素早くスタートさせる一杯」として重宝されました。全員が同じものを頼むことで、その場の「とりあえず」感がひとつにまとまるという社交的な効果も担っていたのです。



合理性と社交性が合わさって生まれた習慣なんだな。
ビジネス文書では「まず」「第一に」に言い換えを
「とりあえず」はビジネスメールや公式文書では軽すぎる印象を与えることがあり、「まず」「ひとまず」「第一に」への言い換えが推奨される。
「とりあえず送ります」という一文は、仮の送付なのか確定送付なのかが曖昧になりがちです。「ひとまず最新版をお送りします」「まず御確認をお願いします」のように言い換えると、意図が明確になり相手に好印象を与えられます。



口癖を文章にそのまま書いてしまわないよう、気をつけたいですね。
「とりあえず」にぴったりな言い換えが見つかれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。