今回は「文句を言う」の言い換えや類語を紹介します!
「文句を言う」とは、不平や不満、苦情を、相手に向かって言葉にすることを表す言い方です。

そんなに文句を言うなら、自分でやってみたらどう。
そのまま使うと角が立ちやすく、相手との関係をこじらせてしまうこともあります。
言い換えを知っておくと、不満や指摘を、場面や相手に合わせて穏やかに伝えられます。
この記事では「文句を言う」の言い換えを15語紹介しています!気になる方は記事の続きへどうぞ!
文句を言うの“フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスで使える言葉を紹介!
まずは、文句を言うのフォーマルな言い換え・類語を紹介します。
同じ不満でも、伝え方の言葉を選ぶと、角を立てずに気持ちを届けられます。
①苦情を言う


苦情を言う=不満や迷惑を、相手に申し立てることを表す言葉
苦情を言うは、受けた不都合や迷惑について、改善を求めて相手に申し立てるときに使う言葉です。
商品やサービスへの不満を、窓口に伝える場面でよく使われます。



お客様から、納期の遅れについて苦情をいただきました。
②不満を述べる


不満を述べる=満たされない気持ちを言葉にすることを表す言葉
不満を述べるは、納得できない気持ちや物足りなさを、落ち着いて言葉にするときに使う言葉です。
感情的になりすぎず、自分の思いを冷静に伝えたいときに向いています。



待遇について、現場から不満を述べる声が上がっています。
③異議を唱える


異議を唱える=反対の意見をはっきり示すことを表す言葉
異議を唱えるは、決定や意見に対して、反対の立場をはっきりと表明するときに使う言葉です。
会議や手続きの場で、賛同できないと正式に示す場面に合います。



その方針には、私は異議を唱えたいと思います。
④抗議する


抗議する=不当な扱いに対して強く反対を示すことを表す言葉
抗議するは、不当だと感じる扱いや決定に対して、はっきりと反対の意思を示すときに使う言葉です。
納得できない出来事に、強い姿勢で立ち向かう場面で使われます。



一方的な契約の打ち切りには、断固として抗議する。
⑤苦言を呈する


苦言を呈する=相手のためを思って厳しく言うことを表す言葉
苦言を呈するは、相手のためを思って、あえて耳の痛いことを言うときに使う言葉です。
単なる不満ではなく、改善を願う気持ちが根にあるのが特徴です。



あえて苦言を呈しますが、報告はもっと早くお願いします。
⑥クレームをつける


クレームをつける=改善や対応を求めて申し立てることを表す言葉
クレームをつけるは、商品やサービスへの不満について、改善や対応を求めて申し立てるときに使う言葉です。
苦情に加えて、何らかの対応を求めるニュアンスがふくまれます。



頼んだ品と違うので、お店にクレームをつけたんだ。
⑦不服を申し立てる


不服を申し立てる=納得できないと正式に申し出ることを表す言葉
不服を申し立てるは、決定や処分に納得できないとき、正式な手続きとして申し出るときに使う言葉です。
評価や審査の結果など、制度に関わる場面でよく使われます。



査定の結果に、正式に不服を申し立てるつもりです。
⑧難色を示す


難色を示す=賛成しかねる態度をやんわり見せることを表す言葉
難色を示すは、提案にすぐ賛成できず、消極的な態度をやんわりと見せるときに使う言葉です。
はっきり反対と言わずに、気がかりを伝えたいときに向いています。



予算の件は、先方が難色を示しているようです。
⑨意見する


意見する=考えを述べて相手をいさめることを表す言葉
意見するは、相手のやり方について自分の考えを述べ、ときにいさめるときに使う言葉です。
目下から目上へ言う場合は、立場をわきまえる必要があります。



進め方について、一度きちんと意見しておきたい。
⑩物申す


物申す=あえて意見や異議を申し述べることを表す言葉
物申すは、黙っていられない事柄について、あえて意見や異議を申し述べるときに使う言葉です。
少しあらたまった響きがあり、覚悟をもって言う印象を与えます。



この件については、一言物申したいことがある。
文句を言うの“カジュアルな”言い換え・類語!会話で使える言い方も紹介!
続いて、文句を言うのカジュアルな言い換え・類語を紹介します。
友達や家族との会話なら、もっとくだけた言い方のほうが自然に伝わります。
⑪愚痴る


愚痴る=言っても仕方ない不満をこぼすことを表す言い方
愚痴るは、言ってもどうにもならない不満を、ついこぼしてしまうときの言い方です。
解決よりも、気持ちを吐き出して楽になりたいときに使われます。



たまには、仕事の愚痴くらい聞いてほしいな。
⑫ぼやく


ぼやく=ぶつぶつと小さく不平をもらすことを表す言い方
ぼやくは、ぶつぶつと小さな声で、不平や嘆きをひとりごとのようにもらす言い方です。
相手に強く訴えるより、つい口をついて出る軽い愚痴に近い言葉です。



また残業かと、つい一人でぼやいてしまった。
⑬ケチをつける


ケチをつける=あら探しをして難点を言い立てることを表す言い方
ケチをつけるは、わざわざあら探しをして、細かな難点を言い立てるときの言い方です。
けなす気持ちがにじむので、使う相手や場面は選んだほうが無難です。



せっかく作ったのに、いちいちケチをつけないでよ。
⑭だめ出しする


だめ出しする=不十分な点を指摘してやり直しを求めることを表す言い方
だめ出しするは、出来上がりの不十分な点を指摘して、直しを求めるときの言い方です。
もとは芝居の用語で、今は仕事の場でもくだけて使われます。



提出するたびに、細かくだめ出しされてへこむよ。
⑮ごねる


ごねる=あれこれ言って素直に応じないことを表す言い方
ごねるは、あれこれ言い分を並べて、なかなか素直に応じないときの言い方です。
無理を通そうとする、わがままな印象がともなう言葉です。



値引きしろと、いつまでもごねる客には困るよ。
文句を言うの豆知識・ちょっといい話
文句を言うを、もっと面白く知れる小話を紹介します。
「文句」はもともと文章中の語句のこと
「文句」は、もともと文章中の語句や言葉そのものを指す言葉でした。
「決まり文句」「殺し文句」のように、今もその名残りが残っています。不平や苦情という意味は後から生まれた使い方で、言葉に対して言葉で言い返す、というつながりから広まったと考えられています。



文句って、もともと苦情の意味じゃなかったんだ。
「苦情」と「苦言」は向きが反対
「苦情」は自分の不満を伝える言葉、「苦言」は相手のためを思って言う言葉です。
「苦情」は受けた不都合への不平で、気持ちの向きは自分にあります。一方の「苦言」は、相手がよくなることを願って、あえて厳しいことを言う言葉です。一字違いで、思いの向きがちょうど反対になっているのが面白いところです。



同じ「苦」でも、向いている方向が違うんですね。
「クレーム」は英語だと意味がずれる
日本語の「クレーム」は苦情の意味ですが、英語のclaimは本来「要求」「主張」を指します。
英語でclaimと言うと、権利として何かを求める意味合いが強く、苦情とは少しずれます。お店への苦情を英語で伝えたいときは、complaintを使うほうが自然です。同じ言葉でも、海を渡ると意味が変わる一例です。



苦情は complaint、と覚えておくとよさそうですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今回紹介した中から、場面に合う言い換えが見つかれば幸いです。