今回は「涼しい」の言い換えや類語を紹介します!
「涼しい」とは、ほどよく冷たくて気持ちよく、暑さがやわらいで快適に感じられる様子を表す言葉です。

木かげに入ると、風が涼しくて気持ちいいね。
毎日のように使う言葉ですが、文章や場面によっては、別の言葉のほうが涼しさをより豊かに伝えられます。
言い換えを知っておくと、涼やか・清涼・ひんやりなどを、気候か飲み物かなどに合わせて選び分けられます。
この記事では「涼しい」の言い換えを15語紹介しています!気になる方は記事の続きへどうぞ!
涼しいの“フォーマルな”言い換え・類語!文章で使える上品な言葉を紹介!
まずは、涼しいのフォーマルな言い換え・類語を紹介します。
気候の涼しさか、口当たりの涼しさかによって、ふさわしい言葉は変わります。
①涼やか


涼やか=すっきりと心地よい涼しさを表す言葉
涼やかは、すっきりとして心地よい涼しさを表す、上品で美しいひびきの言葉です。
風や声、目もとなど、さわやかな印象を伝えたいときにも使えます。



朝の高原は、涼やかな風がとても心地よいです。
②冷涼


冷涼=気候がひんやりと涼しいことを表す言葉
冷涼(れいりょう)は、気候や土地が、ひんやりと涼しいことを表す、かたい書き言葉です。
地域の気候やワインの産地など、土地の説明によく使われます。



この一帯は冷涼な気候で、果物づくりに向いています。
③清涼


清涼=清らかで涼しく、さわやかなことを表す言葉
清涼(せいりょう)は、清らかで涼しく、すがすがしい様子を表す言葉です。
「清涼飲料水」のように、のどごしのさわやかさにも使われます。



森の中は空気が清涼で、深呼吸したくなります。
④爽涼


爽涼=さわやかで涼しいことを表す言葉
爽涼(そうりょう)は、さわやかさと涼しさをあわせもつ様子を表す、季節のあいさつ向きの言葉です。
手紙の時候のあいさつなど、改まった文章でよくなじみます。



爽涼の候、いかがお過ごしでしょうか。
⑤さわやか


さわやか=気持ちよく晴れやかな涼しさを表す言葉
さわやかは、空気が澄んで気持ちよく、晴れやかな涼しさを感じる様子を表す言葉です。
天気だけでなく、人の印象や笑顔をほめるときにも使えます。



雨上がりの朝は、空気がさわやかで気持ちいいね。
⑥すがすがしい


すがすがしい=心まで晴れる気持ちよい涼しさを表す言葉
すがすがしいは、涼しさとともに、心まで晴れわたるような気持ちよさを表す言葉です。
朝の空気や、やりとげたあとの心地よさにもぴったりです。



早起きした朝の空気は、本当にすがすがしいよ。
⑦涼味がある


涼味がある=涼しさの趣を感じられることを表す言葉
涼味(りょうみ)があるは、見た目や味わいに、涼しさの趣が感じられることを表す言葉です。
料理の盛りつけや器など、涼しげな演出をほめるのに向いています。



ガラスの器が涼味があって、夏らしい一皿ですね。
⑧涼気


涼気=あたりにただよう涼しい空気を表す言葉
涼気(りょうき)は、あたりにただよう涼しい空気そのものを表す、味わいのある言葉です。
「涼気を感じる」のように、空気の質感を伝えたいときに合います。



日が落ちると、川辺から涼気が流れてきます。
⑨ひんやりとした


ひんやりとした=はだに冷たく感じる涼しさを表す言葉
ひんやりとしたは、はだにふれて冷たく感じる、ほどよい涼しさを表す言葉です。
洞くつや地下、冷たい飲み物など、はだで感じる涼しさに合います。



洞くつの中は、夏でもひんやりとした空気でした。
⑩風通しがよい


風通しがよい=風がよく通って涼しいことを表す言葉
風通しがよいは、風がよく通り抜けて、涼しく過ごしやすいことを表す言葉です。
部屋や場所の、涼しさの理由まで伝えられるのが便利です。



この部屋は風通しがよくて、夏でも涼しいですね。
涼しいの“カジュアルな”言い換え・類語!会話で使える言い方も紹介!
続いて、涼しいのカジュアルな言い換え・類語を紹介します。
友達との会話では、もっと感覚的な言葉のほうが、涼しさが生き生き伝わります。
⑪ひんやり


ひんやり=はだに冷たく心地よい涼しさを表す言い方
ひんやりは、はだに冷たく、それでいて心地よい涼しさを表す、感覚的な言い方です。
冷たい飲み物やタオルなど、ふだんの涼しさを気軽に伝えられます。



冷たいタオル、ひんやりして気持ちいい。
⑫すずしげ


すずしげ=見た目に涼しそうな様子を表す言い方
すずしげは、実際の温度というより、見た目に涼しそうに感じられる様子を表す言い方です。
服装や風鈴など、目で楽しむ涼しさを伝えたいときにぴったりです。



その水色のワンピース、すずしげでいいね。
⑬ひや〜っとする


ひや〜っとする=冷たさが心地よく広がる様子を表す言い方
ひや〜っとするは、ふれた瞬間に冷たさが心地よく広がる様子を、そのまま表す言い方です。
クーラーの効いた部屋に入った瞬間などに、ぴったりの表現です。



部屋に入った瞬間、ひや〜っとして生き返ったよ。
⑭そよ風が気持ちいい


そよ風が気持ちいい=やさしい風で涼しく感じる様子を表す言い方
そよ風が気持ちいいは、やわらかく吹く風によって、涼しく心地よく感じる様子を表す言い方です。
涼しさの理由を、風の心地よさとして自然に伝えられます。



縁側でのんびり、そよ風が気持ちいいなあ。
⑮ちょっと肌寒い


ちょっと肌寒い=涼しさが少し進んで寒さを感じる様子を表す言い方
ちょっと肌寒いは、涼しさが少し進んで、わずかに寒さを感じる様子を表す言い方です。
「涼しい」を通り越しかけた、絶妙な気温を伝えるのに向いています。



夜は涼しいを通り越して、ちょっと肌寒いくらいだね。
涼しいの豆知識・ちょっといい話
涼しいを、もっと面白く知れる小話を紹介します。
「涼しい顔」は気温の話ではない
「涼しい顔」は、自分には関係ないというように、そしらぬ顔をしている様子を表す慣用句です。
大変な状況でも平気な顔をしている人に「涼しい顔をしている」と使います。暑さとは関係なく、心が乱れていない落ち着いた表情を、涼しさにたとえた言い回しです。



気温じゃなくて、表情のことを言っていたんだ。
風鈴や打ち水で「涼」を感じる工夫
日本には、風鈴の音や打ち水など、気温だけでなく感覚で涼しさを生み出す工夫があります。
風鈴が鳴ると「風が吹いている」と感じて涼しく思え、打ち水をすると道に水がまかれた見た目からも涼しさが伝わります。耳や目からも涼を感じる、昔ながらの知恵です。



音や見た目でも、涼しく感じられるんだね。
俳句では「涼し」は夏の季語
俳句の世界では、「涼し」は夏をあらわす季語として使われます。
暑い夏だからこそ、ふと感じる涼しさがありがたく、心に残ります。暑さの中の一瞬の涼を切り取る「涼し」は、夏の趣を伝える言葉として大切にされてきました。



暑い季節だからこそ、涼しさが心に残るんだね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今回紹介した中から、場面に合う言い換えが見つかれば幸いです。